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年末年始は寒波が襲来する予想です。上空の寒気は12月14日~21日の大雪の時より強く、大雪の地域も広範囲になるおそれがあります。大雪やふぶき、高波に警戒・注意が必要です。30日水曜頃からは、北海道~九州で「かなりの低温」、日本海側では「大雪」が予想され、気象庁は「早期天候情報」も発表しています。

「年末年始寒波」 襲来か

この年末年始は、非常に強い寒気が南下して、日本付近は冬型の気圧配置が強まるでしょう。

今回の上空の寒気ですが、12月14日~21日の大雪の時より強いおそれがあります。さらに、広い地域に、2~3日、またはそれ以上にわたって、顕著な気温の低下をもたらすような寒気が襲来するため「年末年始寒波」となりそうです。

「かなりの低温」や「大雪」の予想

このため、気象庁は24日、「早期天候情報」を発表しました。

これによりますと、北海道から九州にかけては、12月30日頃から「かなりの低温」が予想されています。5日間平均気温の平年差が、北海道地方はー2.6℃以下、東北地方はー2.3℃以下、関東甲信地方はー2.4℃以下など、平年よりもかなり低く予想されており、年末年始は「厳しすぎる寒さ」になりそうです。この年の瀬や、お正月には、いつもより寒くなりますので、体調を崩さないよう、一段と注意が必要です。

また、北海道の日本海側、東北の日本海側、北陸、群馬県北部・長野県北部、岐阜県山間部、近畿日本海側、山陰では、12月30日頃から「大雪」が予想されています。どの地方も、普段から雪に慣れている所ではありますが、年末年始に「雪が長く降り続く」ことによって、積雪がどんどん増えるでしょう。日本海側を中心に、平地を含めて、大雪となるおそれがあります。

さらに、風も強く、ふぶきで見通しが悪くなり、海上はしけとなるおそれもあります。大雪やふぶきによる交通への影響や、高波に警戒や注意が必要です。また、雪崩や屋根から落ちる雪にも注意するとともに、除雪作業は、慣れていても、必ず2人以上で、声をかけあって行ってください。

雪道運転 万が一に備えて

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寒波の到来が、ちょうど年末年始にぶつかるということで、雪道を運転する方も多くなると思います。

そこで、大雪で立ち往生してしまうなど、万が一に備えて、用意しておくと安心なグッズがあります。毛布やひざ掛け、厚手の上着やカイロは、暖を取るために必要です。長い時間、車に閉じ込められるおそれもありますので、飲食物は多めに準備して、簡易トイレも用意しておきましょう。また、モバイルバッテリーがあると、携帯電話から情報を得ることができます。

他にも、除雪のためには、軍手・手袋、長靴、スコップが必要ですし、暗くなった時のために、懐中電灯も欠かせません。もちろん、タイヤチェーンは装備して、ブースターケーブルや牽引ロープもあると、安心です。

年末年始に雪道を安全に運転するために、事前の備えを忘れないでください。