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年間で最も大きく見える満月のことをスーパームーンと呼ぶことはご存じの人も多いでしょう。では逆に年間で最も小さく見える満月のことはなんと呼ぶかというと、マイクロムーンとかミニマムーンと呼ぶそうです。占星術で用いられる言葉ともいわれています。今夜の道内は、高気圧に覆われ広く晴れそうです。夜空を照らす満月を楽しみましょう。

マイクロムーン(ミニマムーン)

月の軌道は楕円形をしているため、同じ満月でも地球との距離の違いによって大きさが変わって見えます。最近耳にする機会が増えてきたスーパームーンは、地球からの距離が一番近いときの明るく大きい満月。一方、マイクロムーンは、逆に地球から一番遠いときの暗めで小さい満月を指します。

NASA(アメリカ航空宇宙局)によるとスーパームーンのほうがマイクロムーンより、14パーセント大きく、30パーセントも明るかったという調査があります。並べて比べられるわけではないので実際観察しても違いは分かりにくいかもしれませんが、なんとなくいつもの満月より控えめな感じがするかもしれませんね。

なお月の右側には、火星が明るくオレンジ色に輝いています。あわせて観察してみましょう。

今夜の北海道

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道内に冷たい雨を降らせた気圧の谷は東へ抜け、かわって日本海から移動性の高気圧が張り出してきます。今夜は、道南方面や道央、道東方面は晴れた夜空が広がります。道北では多少雲が広がりますが、月を完全に隠すような雲ではなさそうです。むしろ、月の明かりを映し出すアクセントとして楽しめるでしょう。

今朝まで降った雨で空気中の汚れは洗い流され、また空気自体も乾燥してきますので、きりっと澄み切った夜空に浮かぶ満月が楽しめそうです。ただし、日が沈んだ後は気温は一桁となりますので、屋外で観察する際は暖かい服装をお忘れなく。