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秋の日は釣瓶落としというように、秋の日の入りは日ごとに早くなります。この先は一日ごとにおよそ1分早くなっていきます。秋らしく朝晩を中心に冷えるようになりましたが、季節は一進一退となりそうです。

日の入り 一日ごとにおよそ1分早くなっていく

17日(土)の日の入りは、札幌16時49分、東京17時3分、大阪17時21分、福岡17時42分です。この先、一日ごとにおよそ1分早くなり、東京都心では、20日(火)には16時59分と、16時台になります。あっという間に日が暮れることを実感するでしょう。

夕暮れ時は上空が明るく、地面付近は暗い状態になり、曇りや雨の日は特に暗くなります。車や自転車の運転などは、早めにライトをつけましょう。

あす18日(日)朝は冷える?

きょう17日(土)は、日本の南に前線が停滞し、九州から東北を中心に雨が降りました。正午の気温は東京都心で12.1℃で、12月上旬並みになりました。大阪市は13.0℃、名古屋市は13.2℃と、日中も厚手の上着が欲しいくらいの寒さでした。

あす18日(日)朝にかけても、曇りや雨の所が多いでしょう。朝の最低気温は、けさ(17日)より高い所もあり、平年並みの所が多い見込みです。夜中に極端に冷えることはなさそうです。

というのも、雲に覆われる夜は、あまり冷えないのです。冬にかけて、冷え込む朝に「放射冷却現象が強まり」という言葉がよく出てきます。放射冷却現象とは、地面から熱が奪われる現象で、よく晴れて風が弱い夜は、上空に熱が逃げやすく、強まります。逆に雲に覆われると、地面の熱は上空に逃げにくいため、弱いのです。

19日(月)~21日(水) 北海道を中心に晴れて冷え込む

19日(月)から20日(火)は、北海道付近に一時的に寒気が流れ込むでしょう。北海道の上空1500メートル付近で、0℃以下の11月上旬並みの寒気です。大陸の高気圧が21日(水)にかけて、北日本付近まで、高気圧が移動してくるため、北海道や東北を中心に晴れるでしょう。最低気温は、北海道では多くの所で5℃以下、東北も内陸を中心に5℃以下になる見込みです。

季節は一進一退

ただ、22日(木)から23日(金)にかけては、日本列島に南から湿った空気が流れ込み、広く雨が降る見込みです。比較的暖かい空気に覆われることもあり、最低気温は、北海道でも5℃を下回る所は、ごく一部に限られ、全国的に平年より高くなるでしょう。関東では15℃くらいで、きょう(17日)の日中の気温より高い予想です。