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台風12号は、24日の午後、関東に次第に近づく予想。台風の北側には活発な前線があり、台風接近に先立ってあす23日夜から広範囲で雨が強まるおそれ。

秋雨前線の活動 次第に活発に

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本州の南に延びる秋雨前線の影響で、関東ではきょう22日(火)の夜から次第に雨の範囲が広がります。

あす23日(水)は、朝は沿岸部を中心に本降りになる所もあるでしょう。日中は雨の降り方がいったん落ち着いて、やむ時間もありそうです。明るいうちに、飛ばされやすい物を片づけたり、いざという時の持ち出し品を確認するなど、台風対策をしておくと安心です。夜は、秋雨前線の活動が活発になり、各地で雨が強まってきます。さらに、南にある台風と、日本の北から張り出す高気圧に挟まれ、等圧線の間隔が狭くなります。風もやや強く吹いて、横なぐりの雨になる所もあるでしょう。

24日(木)通勤時も帰宅時も交通の乱れに注意 災害につながるような大雨の所も

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24日(木)は、一日を通して強弱を繰り返しながら雨が続くでしょう。朝の通勤の時間帯から激しく降るおそれがあり、道路が冠水するなど交通に影響が出てくる所もありそうです。現時点の予想で、台風が関東に最も近づくのは『24日夕方から深夜』。この時間帯には、沿岸部を中心に強い風が吹き、歩くのが大変なほどの所も。また、大気の状態が不安定になるため、落雷により停電が発生することも考えられます。大雨に加え、強風や落雷などで交通機関への影響が広がるおそれがあります。

災害にも十分な注意が必要です。台風接近前から雨が長く続くため、土砂崩れや低い土地の浸水など、災害の危険が高まる地域もありそうです。自治体からの避難に関する情報を確認し、慎重な行動を心がけてください。

なお、雨、風ともに強いのは、25日(金)の明け方まで。その先は、台風や秋雨前線が関東から次第に遠ざかりますが、風の強い状態は25日の日中もしばらく続きそうです。