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今日(14日)の午後から、北海道の上空には真冬並みの寒気が入り、強い冬型の気圧配置となります。まだ11月半ばですが、今シーズン初めての冬の嵐となりそうです。今回の大荒れの天気の特徴は、「長く続く」ことと「一気に真冬の景色になる」ことです。雪や風に厳重な警戒が必要です。

警戒期間が長く続く

発達中の低気圧からのびる寒冷前線が、今日(14日)の昼頃にかけて北海道付近を通過します。前線の通過後は、上空約1500メートルに氷点下15度以下の真冬並みの寒気が入り、強い冬型の気圧配置となります。低気圧はサハリン方面で動きが遅くなるため、明後日(16日)にかけて日本海側を中心に大荒れの天気が続くでしょう。
最大瞬間風速35メートルと立っていられないほどの暴風に、雪を伴います。見通しのまったくきかない猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、高波に警戒して下さい。
また、明日(15日)明け方までの24時間に降る雪の量は、日本海側の内陸の多い所で40センチに達し、明後日(16日)にかけてさらに多くなるでしょう。湿った雪による停電や倒木、農業施設の管理などにも注意が必要です。

一気に真冬の景色に

明後日にかけて札幌を含めた日本海側を中心に積雪状態となり、雪かきが必要な所が多くなります。雪に慣れていないこの時期に一気に冬景色となるため、車の運転はより危険を伴います。時間にゆとりを持った行動が必要です。また、猛ふぶきや大雪での立往生に備えて、車の中に毛布やスコップなどを準備しておくと良いでしょう。
室内でも、停電に備えて携帯電話の充電をしておく、ポータブルストーブを出しておくなど、もしもの時のための備えが必要です。
この時期としては強い寒気です。まだ11月と油断せず、冬本番の心構えをして下さい。