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この先は晴れる日が多いものの、火曜日は本州の南を低気圧が進み、広い範囲で雨。また、11月に入ると、北海道の上空にはようやく平地でも雪を降らせるような寒気がやってきそうです。

晴れる日多いが火曜日は広く雨

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28日(月曜日)は、日本付近は移動性の高気圧に覆われて全国的に晴れるでしょう。乾燥した空気に包まれて、日中はカラリとした陽気になりそうです。ただし、秋空が広がるのは束の間。夜遅くには九州や四国で雨が降りだし、29日(火曜日)になると九州から関東の太平洋側を中心に広い範囲で雨が降るでしょう。この雨の要因は、本州の南を東進する低気圧です。低気圧は陸地からは離れた所を進むため、発達した雨雲は陸地にかかりにくいと考えられますが、これまでの台風や大雨の影響で川の堤防が損傷している地域でも1日を通して雨が降りそうです。雨の降り方には十分な注意が必要です。
30日(水曜日)になると低気圧は日本の東に離れ、晴れる所が多くなるでしょう。その後、木曜日から日曜日にかけては高気圧に覆われて、全国的に穏やかな晴れの天気が続きそうです。

11月に入ると北海道には平地で雪を降らせるような寒気

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北海道は、平野部でいつ初雪が観測されてもおかしくない時期に入っています。初雪の観測の平年日は、稚内で10月22日、旭川で10月23日、そして札幌では10月28日です。すでに平年より遅れている所もあり、現在北海道で初雪を観測する8地点(稚内・旭川・札幌・網走・帯広・釧路・室蘭・函館)のすべてで、10月中に初雪の観測がなければ、去年に続いて2年連続のことになります。10月中に初雪の観測がない年が2年続くことは珍しく、1958年と59年以来はありません。北海道では、10月中は雪の予報はなく、60年ぶりの記録になる可能性があります。
一方、11月に入るとようやく寒気がやってくる見通しです。2日から3日には、北海道の上空1500m付近には、氷点下6度という平地で雪を降らせるような寒気が流れ込むでしょう。降るものがあれば、平地でも雪がまじる可能性があります。