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活発な秋雨前線の影響で、局地的に非常に激しい雨が降っているきょう11日の日本列島。気象衛星ひまわりの雲の様子を確認すると日本列島を覆うように東西に雲の帯が延びています。その一方で、南の海上に目を移すとまとまりつつある雲の渦が見えます。今後はこの“渦"の動向に注意が必要です。

今夜お帰り時 非常に激しい雨・落雷・突風注意

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現在、秋雨前線や低気圧が本州付近を通過中です。このため、東北や東日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。山形県鶴岡市荒沢では午後0時ごろまでの1時間に57ミリ、兵庫県福崎町では午後3時頃までの1時間に53.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。今夜(11日)遅くにかけて局地的に1時間に50ミリ以上の雷を伴った非常に激しい雨が降り、道路が冠水したり、川が増水したりする恐れがあります。また、活発な積乱雲の周辺では落雷や竜巻などの激しい突風が吹いたり、ひょうが降る恐れがあります。外でゴロゴロと雷の音が聞こえたり、ピカッと稲光が見えたら速やかに頑丈な建物の中に移動し、積乱雲が離れるまで外出しないようにして下さい。

“次の渦" 今後台風へ発達

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フィリピンの東にある熱帯低気圧は今後、24時間以内に台風へと発達し、進路を北寄りにシフトする見通しです。14日土曜日午前9時の予想天気図をご覧いただくと台風は南の海上まで北上するとみられます。現段階では台風になっていないため、その後どの方向に進むか不確定ですが、少なくとも台風銀座と言われる沖縄ではうねりが入り、海上ではしけなど影響が出るとみられます。熱帯低気圧(台風?)の動向に十分ご注意下さい。