メイン画像
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衛星画像を見ると、台風8号の雲が渦を巻いている様子がはっきりと確認できます。コンパクトながら、発達した雲を伴っているため、接近すると急に雨や風が強まる恐れがある点に注意が必要です。

台風8号を取り巻く雲

台風8号は、きょう(5日)午前9時の時点では、潮岬の南約340kmを西北西に時速30kmで進んでいます。台風8号は、これまで真っ白い雲のまとまりのように見えていましたが、きょうの朝になって台風の中心を取り巻く渦巻状の雲が衛星画像(可視画像)で確認できるようになってきました。一般的に、台風は勢力が増すことで「眼」がはっきりとしてくるので、雲の様子からも台風8号が発達してきたことが推測できます。

海水面の温度高く、勢力維持して九州に接近・上陸か

画像B
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西日本の近海では海水面の温度が27度以上と、台風が勢力を維持するのに十分な温かさになっています。台風8号は、このあと、一時的に強い勢力になり、あすには暴風域を伴って九州に上陸する恐れがあります。今回の台風はコンパクトにまとまっているため、台風が近づくと急激に雨や風が強まることが特徴です。局地的には猛烈な雨が降ったり、猛烈な風が吹いたりする恐れもあります。防災のための準備は、明るいうちに済ませておきましょう。