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鹿児島県の桜島はこの冬一度も雪化粧しませんでした。このまま冠雪が観測されなければ、47年ぶりのことです。本県の金峰山、宮崎県の鰐塚山もまだ冠雪が観測されていません。

初冠雪の観測なし

鹿児島県の桜島はこの冬一度も雪化粧せず、未だ初冠雪は観測されていません。このまま冠雪が観測されなければ、1971年~1972年の冬以来、47年ぶりと珍しいことです。
この冬は桜島だけでなく、熊本県の金峰山(キンボウザン)や宮崎県の鰐塚山(ワニツカヤマ)でもまだ冠雪が観測されていません。金峰山や鰐塚山では時折観測されない年もあり、極端に珍しいわけではありませんが、この冬は山でも雪が少なかったことが分かります。

今冬は寒気の流れ込み弱く 暖冬

この冬(12月~2月)を振り返ってみると、北からの寒気の影響が弱く、東・西日本の冬の平均気温はかなり高くなり、暖冬となりました。また、日本海側でも冬の降雪量はかなり少なく、西日本日本海側の冬の降雪量は平年比7%となり、冬の降雪量として最も少なくなりました。
桜島のある鹿児島市のこの冬の平均気温は11.0度と平年を1.4度上回りました。
この先も山を雪化粧させるほどの強い寒気の流れ込みはない予想です。