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今夜昇ってくる月は、今年最大の満月。きょうは広く雨が降っているものの、夜は天気が西から回復し、月を見られる所もありそう。

今年最大の満月

今夜昇ってくる月は、今年一年で見られる中で最も大きな満月です。
月の大きさは常に一定ではなく、地球との距離によって変化。月が地球に近づくタイミングで満月になった場合、通常より大きく、輝きも増します。これを「スーパームーン」と呼んでいます。
きょう19日18時3分に月が地球に最も近い所を通り、日付がかわった直後の20日0時54分に満月に。ちょうどこの頃、「南の高い空」に昇って輝きます。
今年最大の満月、といっても、漠然としていて分かりにくいですが、今年最も小さな満月(9月14日に見られる予定の満月)と比較してみると、その差が明確になります。今回の満月は、最小の満月に比べて14パーセント視直径が大きく、30パーセント明るく見えるといいます(参照:国立天文台HP)。
※図の中にある「●分●秒角」は、月の視直径(しちょっけい)。天体の見かけの大きさを現したものです。

各地の天気

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きょうは、前線を伴った低気圧が日本付近を通過中で、広い範囲で雨が降っています。この雨雲は、きのうの予想に比べてやや足早に東進しており、夜は晴れてくる所もあるでしょう。
【各地の天気】
●沖縄:月を見るにはあいにくとなってしまいそうです。前線に伴う雲に覆われたままで、所々で雨が降るでしょう。
●九州~近畿:太平洋側ほど、月を見られる所が多くなるでしょう。午後4時現在、すでに西から雨が止んできています。今夜9時以降は、太平洋側から晴れ間が広がってきそうです。
●東海~関東:雲の間から見るチャンスもありそうです。きょういっぱいは広く雨ですが、日付がかわって20日未明には止んで、雲がまばらになってきそうです。
●北陸以北:日本海側は広く雨や湿った雪で、あいにくの空模様となりそうです。東北南部の太平洋側や、北海道の東部では、雲の間から見られる所もあるでしょう。