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九州はきのう(30日)夜遅くから北部で雨が降り始め、きょう(31日)明け方には南部でも雨が降り出してきました。前線上の低気圧が日中、九州南部付近を通過したため、きょう午後3時までの降水量は多い所で40ミリ前後に達しました。きょうの九州は北と南で、最高気温に10度前後もの大きな違いが出ました。

九州 北部…冷たい雨 南部…暖かい雨

きょう(31日)は前線上に発生した低気圧が日中、九州南部付近を東へ進んだため、九州は各地とも雨雲に覆われました。特に九州の南海上は低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだため、雨雲が局地的に発達しました。きょう午後3時までの降水量は宮崎県の日南市深瀬で45.5ミリ、大分県日田市の椿ヶ鼻で33.5ミリなど、この時季としてはまとまった雨となっています。
きょう(31日)日中の最高気温(午後3時まで)は福岡市9.0度、本市10.4度など九州北部は10度に届かない所があるなど、急に寒くなりましたが、鹿児島市は南から暖かな空気が流れ込んだ影響で4月上旬並みの19.4度まで上がりました。きょうの九州は北と南で大きな気温差が出ました。

あす(1日) 冬型の気圧配置

九州の雨は今夜には止む所が多くなりますが、次第に冬型の気圧配置に変わるため、大陸から冷たい空気が流れ込む見込みです。
このため、あす(1日)の九州は昼ごろまで北部や東シナ海側で雲が多く、冷たい雨や雪が降る所があるでしょう。九州の太平洋側は晴れの見込みです。あすは日差しが出ても、九州北部を中心に最高気温が10度に届かず、風が冷たいでしょう。出かける時は厚手のコートやマフラー、手袋などで防寒対策をなさってください。