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日曜日にかけて、関東の上空にも強い寒気が流れ込みます。今シーズン一番強い寒気で、平野部でも積雪になる所があるかもしれません。路面の凍結や交通機関への影響などにも注意が必要です。

関東上空に今季一番強い寒気

きょう25日(金)は、気圧の谷の影響で関東も雲が広がり、午後は次第に厚みを増してきました。関東の上空1500メートル付近には、地上で雪が降る目安となるマイナス6度以下の強い寒気が流れ込み、あす26日(土)からあさって27日(日)にかけて関東南部まですっぽりと覆う見込みです。
2年前の2017年2月10日は、関東の上空1500メートル付近にマイナス7度くらいの寒気が流れ込み、夕方には東京都心でもにわか雪がありました。今回、この週末にかけて関東の上空に流れ込む強い寒気は、マイナス7度からマイナス10度くらいとなりそう。2年前の2月10日よりも低く、今シーズンこれまでで一番強い寒気となりそうです。

関東平野部で積雪も

関東はきょう25日(金)夜になると所々で雪が降り始めるでしょう。北部や埼玉県などの内陸をはじめ、茨城県や千葉県といった沿岸の地域でも雪の降る所がある見込みです。あす26日(土)午前6時までの12時間に降る雪の量は、多い所で群馬県北部の山地で10センチ、平地で5センチ、群馬県南部の山地で5センチ、平地で3センチと予想されているほか、茨城県でも北部で3センチ、南部で1センチの降雪が予想されていて、関東北部の平野部でもうっすらと積雪になる所が出てくるかもしれません。平野部の雪はあす26日(土)の未明までにはほとんどの所で止む見込みですが、気温がグッと下がる時間帯になるため、路面が凍結して交通に影響が出てくる可能性もあります。朝早くから外出する予定のある方は、時間に余裕を持ち、足元に気を付けてお出かけください。また、あさって27日(日)にかけて、群馬県北部の山沿いでは断続的に雪が降り、積雪の増える所がある見込みです。屋根からの落ちる雪やなだれなどにもご注意ください。

週末は季節風強く、厳しい寒さ

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あす26日(土)からあさって27日(日)にかけて、本州付近は強い冬型の気圧配置になります。予想天気図を見ると本州付近には等圧線が間隔の狭い状態で縦じまにかかっていて、関東も北よりの季節風が強めに吹くでしょう。2日間とも、最高気温は10度に届かない所がほとんどとなりそうです。あす26日(土)の日中は晴れ間の出る所がありますが、日差しは少なくより寒く感じられるでしょう。あさって27日(日)は広く晴れますが、やはり風が冷たく昼間も厳しい寒さです。週末のおでかけは、厚手のコートやマフラー、手袋などで万全の寒さ対策を忘れないでください。