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この冬の札幌は記録的に遅い初雪に始まり、その後も極端な大雪になっておらず、平年よりも雪の少ない状態が続いています。今シーズンの札幌では、今日(20日)午後5時までの合計降雪量が204センチと、平年の8割にも満たない量となっています。
しかし、札幌では明日にかけて雪が強まり、大雪となる恐れもあるため、注意が必要です。

過去10季の最少は204センチ

今月の札幌は11日に日降雪量20センチを記録して以降、1日10センチ以上の雪が降っておらず、昨日までの1月の降雪量は79センチとなっています。平年の札幌で降る雪の量は1月上旬と中旬の合計で110センチです。今日(20日)も午後5時までで日降雪量はわずか1センチと少なく、今月は合計80センチ。平年と比べても約7割ほどです。
12月にかけての降雪量も、今シーズンは11月に18センチ、12月に106センチで合計124センチで、12月にかけての雪も平年の4分の3ほどにとどまっています。
シーズンのスタートから1月中旬までの雪の量が、過去10年で最も少なかったのは2011年から2012年にかけての冬ですが、その冬は合計で204センチの雪を観測しています。
今シーズンの札幌は12月までで124センチ、1月は今日午後5時までで80センチと合計204センチ。この冬はその時に匹敵するほどの雪の少なさとなっています。

明日は大雪の恐れも

札幌では今夜から明日(21日)にかけて雪が降りやすくなり、明日はかなり降り方が強まる時間もありそうです。明日にかけての雪は札幌中心部でも20センチ前後に達する恐れもあり、大雪となるかもしれません。積雪も再び平年を上回る量になる可能性もあります。
一時的には風も強まるため、強い雪やふぶきによって視界が悪くなったり、路肩の雪山がさらに大きくなることで事故の危険性が高くなります。明日にかけては車の運転には十分に注意し、歩行者も車から自分の姿が見えていないかもしれない、と気を付けて行動することが必要になりそうです。