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今週の北海道付近は、木曜日頃にかけて大陸方面から張り出す優勢な高気圧の圏内に入ります。道内各地とも天気の崩れはなく、澄んだ秋の青空が広がるでしょう。上空へ冷たい空気が入ることもなく、強い冷え込みもありません。そんな中、夜空では月と惑星のランデブーが楽しめそうです。

北海道は大きな晴天域の中へ

正午の道内は、ほぼ全道で晴れまたは快晴で、各地で澄み切った青空が広がっています。北海道はこれから大陸に中心を持つ、東西1000キロ以上に広がる優勢な高気圧に覆われてきます。道内各地とも、少なくとも木曜日(20日)頃までは晴れる日が続くでしょう。
気温は平年並みか高めに経過し、朝の冷え込みは弱く日中は内陸部では25度くらいまで上がる日が多くなります。日差しの下ではやや暑さを感じそうですが、大陸育ちの乾いた空気に覆われるため木陰で吹く風は心地よいでしょう。
ただ空気が乾燥していると汗はどんどん蒸発し、知らず知らずのうちに身体は水分不足になります。特に屋外で作業する際は、意識して水分補給を心掛けましょう。

月と惑星のランデブー

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上の図は夜8時頃の南の空の様子です。今週は月が夜空に浮かぶ惑星の中をすり抜けていく様が楽しめます。夜空の星々は月の明るさでかき消されてしまいがちですが、惑星たちは負けないくらいの明るさで輝いています。
17日夜、上弦の月のやや左側に見えるのが土星です。また土星の左の方、少し離れた場所には火星がオレンジ色に輝いています。月は毎晩少しずつ左側へ移動し、20日には火星に最も近づきます。火星は大接近からおよそ2カ月が過ぎましたが、まだはっきりと観察することができるでしょう。
秋の夜空で、月と惑星のランデブーを楽しんでみてはいかがでしょう。ただ、夜はさすがに空気は少しひんやりしてきます。屋外で観察する際は一枚羽織る物があるとよさそうです。