22日(月)は、南岸低気圧の影響で関東地方は内陸を中心に大雪、東京23区など平地でも積雪の恐れがあります。過去5年間、南岸低気圧による首都圏の大雪は4回。雪に慣れていない首都圏では数センチの積雪でもスリップや転倒事故など大きな被害がでるため警戒が必要です。

東京で5センチ以上の最深積雪(過去5年間) 写真は2014年の横浜市内
東京で5センチ以上の最深積雪(過去5年間) 写真は2014年の横浜市内

月曜のお帰りの時間 要警戒

22日(月)は東京23区でも積雪の恐れがあります。気象庁はけさ21日(日)発表の情報で「平野部も含めて大雪のおそれ」と表現を強めてきました。また、横浜地方気象台は神奈川県東部の警報級の可能性が「中」として、深夜などの大雪警報発表も想定して心構えを高めて下さいと警戒を呼び掛けています。現時点21日(日)昼の予報では、22日(月)の関東は午前中は降ったとしても雨がパラパラ、雪だとしてもチラチラ。午後は雨と雪が混在して強まる見込み。内陸を中心に大雪となり、東京23区でも積雪や大雪の恐れがあります。特に、22日(月)お帰りの時間帯と23日(火)の朝の通勤・通学の時間帯に影響がでる可能性があります。きょう21日(日)の夕方、雪の量的な予想がでる見込みです。雪の情報をこまめにチェックして、今日中に備えをお願いします。自家用車の利用はスノータイヤなど冬装備を万全に。スコップなどを備えるのも忘れずに。食糧など備蓄は今日中に。積雪となった場合は、23日(火)の路面凍結にも注意が必要。特に、橋の上や歩道橋などは凍結しやすいので注意が必要です。

東京 過去5年で4回の大雪

ここ5年間で南岸低気圧による首都圏の大雪は(東京で5センチ以上の積雪があった年とします)、4回。特に、2014年は2週続けて大雪となり路面凍結による事故など影響が長引きました。よく低気圧が八丈島付近を通ると雪、陸地に近いと雨になりやすいと言われますが、関東の雪予報は複雑でそう単純にはいきません。地上付近の気温、湿度、降水量が多く寒気を引きずり込む具合など色々な予想データを考慮しても予想通りにならないことが多々あります。実際、東京で27センチの大雪となった2014年の時も、低気圧は陸地にのるかぐらい近くを通りましたが、降水量が多く、寒気を引きずり降ろしたため雪で経過する時間が長く大雪となりました。あす22日(月)は、平地でも大雪の恐れがあるため、今後も最新の予報をこまめに確認するようお願いいたします。