今日(5日)の北海道は、午後6時までの最高気温はほぼ全道で一桁にとどまり、午前を中心に雪が降った所もありました。
冬の訪れを感じさせる天気となっていますが、道南の室蘭や函館では初雪も未だに観測されておらず、既に平年よりも遅くなっています。
道南の初雪が平年より遅く、その他の地域は平年より早く観測された年は1968年を最後になく、足早に来ていた冬がここにきて記録的な足踏みとなっています。

49年ぶりの記録

現在北海道で初雪を観測している地点は、稚内、旭川、網走、札幌、帯広、釧路、室蘭、函館の8地点ありますが、このうち、室蘭と函館以外は今年の初雪を既に観測しており、いずれも平年より早い記録となっています。
一方で、室蘭の平年の初雪は11月1日、同じく函館は11月3日と、既に平年日を過ぎていますが、未だにこの2地点は初雪の観測がなく、平年より遅くなっています。
他の6地点が平年より早く観測され、道南の2地点のみが平年より遅い年というのは、過去50年で見ても1968年の一度しかなく、49年ぶりの記録となります。道央まで足早に来た冬の歩みが、道南を前に記録的な足踏みをしているのです。

道南の初雪は来週末か!?

明日(6日)からの数日間は、北海道付近には暖かい空気が流れ込みやすく、天気が崩れても平地で雪が降る事はなさそうです。
週の後半には再び寒気が入りやすくなり、次の週末には道南でも最高気温が一桁の日もある見込み。今の所、道南では主に降るものは雨の予想となっていますが、一時的に雪がまじって初雪となる可能性はあります。
来週末にはいよいよ道南からも初雪の便りが届くかもしれません。