関東地方は20日(日)も朝晩を中心に雨で、夕方以降は激しい雨や雷雨に注意。21日(月)から22日(火)もにわか雨があるでしょう。来週後半になるとようやく晴れ間の広がる時間が増えそうです。

19日午後6時頃の都心の空 垂れ込める雨雲
19日午後6時頃の都心の空 垂れ込める雨雲

土曜夜遅くまで滝のような雨に注意

19日(土)の関東地方は夕方から平野部も含めてあちらこちらで激しい雨や雷雨となりました。夜遅くにかけても局地的に滝のような雨が降るでしょう。道路が川のようになったり、冠水したりする所もありそうです。また、地下施設など低い場所に水が一気に流れ込んだり、川があふれたりする恐れもあります。夜間は周囲が見えにくくなりますので、注意が必要です。また、落雷による停電に備えて、懐中電灯を用意しておきましょう。竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意してください。

日曜も激しく降る?

20日(日)は朝晩を中心に雨が降りやすいでしょう。活発な雨雲は山沿いが中心ですが、夜は平野部でも激しい雨や雷雨となる可能性があります。今のところ、19日(土)のように大雷雨となることはないものの、予想以上に晴れ間が出て気温が高くなると、雨雲がより発達することも考えられます。天気の急な変化にご注意ください。

夏らしからぬ空 晴れても一時的

さて、このところ関東地方は夏らしい空が少なくなっています。都心の今年8月の日照時間は記録的に少なく(詳しくは下記リンクの「日照時間 半世紀で最少 東京・仙台」をどうぞ)、下のグラフのように特に10日以降は、一日の日照時間が2時間に満たない日が多くなっています。19日(土)も昼前後を中心に時折、日が差したものの、雲の多い天気が続き、日照時間は2時間を少し超えた程度でした。また、ぱらつく程度の雨も含めて、19日連続で雨が降っています。

すっきり晴れるのはいつ?

21日(月)から22日(火)にかけても、湿った空気の流れ込みやすい状態が続き、上空の気圧の谷が通過します。平野部も含めて一時的に雨脚の強まる可能性があります。最新の予報をチェックしましょう。
来週中頃になると西から太平洋高気圧が徐々に張り出してきます。23日(水)頃からは関東でも晴れ間の広がる時間が増えて、24日(木)はようやく夏らしい青空の所が多くなりそうです。その後、再び気圧の谷の影響で雲が増えますが、これまでのように重々しい曇天が長く続くことはなさそうです。今のところ、8月最後の日曜日は太陽が顔を出してくれる予想。8月下旬の日差しに期待したいですね。