関東も、あちらこちらに、雨雲が発達してきました。大気の状態が「非常に不安定」なので、局地的に激しい雷雨の恐れがあります。低い土地の浸水や、川の増水にも注意。

晴れていても 突然の雨に注意

きょうは、新潟県で「記録的短時間大雨情報」が、相次いで発表されましたが、関東も大気の状態が「非常に不安定」になってきました。
雨雲の動きをみてみますと…関東北部だけでなく、関東南部でも、赤や黄色の、発達した雨雲が見られます。今回の雨は、長く降る雨ではなく、局地的に短い時間にザーッと降る雨です。場所によっては、バケツをひっくり返したような雨が降り、道路が川のようになる恐れもあります。また、この雨雲が都心などにかかると、地下街が浸水したり、地下室などに水が溜まることも考えられます。今、晴れていても、急に雨雲が発達する恐れがありますので、注意が必要です。

「非常に不安定」 落雷や突風の恐れも

また、大気の状態が「非常に不安定」なので、カミナリ雲も発達する恐れがあります。カミナリ雲が発達する場合は、落雷だけでなく、竜巻などの突風も発生しやすくなります。18日13時現在、茨城県や栃木県、群馬県、東京都、神奈川県など、関東の広い範囲に「竜巻注意情報」もでています。
【豆知識】
①真っ黒い雲が近づく。②ゴロゴロとカミナリの音が聞こえる。③急に、ヒンヤリとした冷たい風が吹く。このような変化を感じたら、カミナリ雲が近づくサインです。できるだけ早く、安全な建物の中などに避難して下さい。

雨雲や雷雲をチェックするには

この雨雲や雷雲は、局地的に発生して、短い時間で移動していくでしょう。今、ご自分がいる場所の近い所で、雨雲や雷雲が発生しているかを確認するには、リンク先の「雨雲の動き(予想)」や「豪雨レーダー」が便利です。こまめにチェックして、急な強い雨に備えて下さい。

帰宅時間も雨雲発達 いつまで不安定

関東の広い範囲で、「大気の状態が非常に不安定」なのは、きょういっぱいでしょう。お帰りの時間帯も、まだ雨雲が発達する恐れがあります。
そして、あす以降も、この時期にしては気温が高いので、午後は、山沿いを中心に、突然、雨雲が発達しやすくなりそうです。川の上流で雨雲が発達して大雨になると、下流でも急に増水することがあります。空模様などの急な変化に、十分、お気を付け下さい。