今日(31日)の札幌は、天気が下り坂のサイン「日暈」が昼頃に現れました。明日(1日)から6月になりますが、サインどおり道内広く雨でのスタートとなり、その後はしばらくぐずついた天気が続きそうです。

札幌で日暈現る 撮影:日本気象協会北海道支社 田嶌 恵
札幌で日暈現る 撮影:日本気象協会北海道支社 田嶌 恵

今夜にかけて局地的に雨の降り方に注意!

東部の内陸では局地的に雨雲が発達しています。十勝北部と中部には午後6時現在、大雨注意報が発表されています。今夜のはじめ頃にかけて、1時間に降る雨の量が30ミリとざっと激しい雨が降る可能性があります。低い土地の浸水には注意が必要です。

あすは全道各地で傘の出番

明日(1日)になると、日本海と本州の東を進む2つの低気圧から暖かく湿った空気が流れ込む影響で、道南では朝から弱い雨が降り出し、昼頃には全道各地で雨となる見込みです。また、今日よりもさらに大気の状態が不安定となるため、午後は広い範囲で雷を伴ったり、一時的に雨脚が強まったりすることもありそうです。雨の降る量は太平洋側を中心に20~30ミリとなりそうです。

日差しが戻るのは来週の月曜日

低気圧の動きが遅いことと気圧の谷の中に入った状態が続くことから、日曜日にかけて雨の降りやすい状況が続き、太陽が恋しくなるような天気が続きます。
あさって(2日)になると2つの低気圧が北海道に近づき、全道各地で断続的に雨となる見込みです。また、土曜日は、低気圧自体は北海道の東に進みますが、気圧の谷の中に入った状態が続くため、低気圧に近い東部は雨が降りやすく、北部や南西部でも雨の降る時間がありそうです。さらに、日曜日も別の気圧の谷が通過する影響で、日中は広い範囲で雨が降りそうです。
日曜日にかけて雨の量が多くなる可能性がありますので、雨の降り方には注意が必要です。