立夏を過ぎて暦の上では夏ですが、長野県安曇野市では春の終わりを告げる「とある白い花」が間もなく見ごろを迎えます。青空と新緑に映える白い花とは・・・「りんごの花」です。今週末にはりんごの花が満開になり、安曇野市はりんごの花の甘い香りに包まれる見込みです。田んぼの水鏡も綺麗なこの時季、天気予報をチェックしてぜひお出かけしてみてください。来週にかけての安曇野市の天気は、雲の広がりやすい日が多いものの、気温は平年より高い日が多い見込みです。

青空と新緑に映える白い花、その正体は・・?(2017年5月7日撮影 安曇野市観光協会提供)
青空と新緑に映える白い花、その正体は・・?(2017年5月7日撮影 安曇野市観光協会提供)

まち全体が花畑!この花な~んだ?

大型連休が明けて、各地の緑が次第に色濃くなりはじめる頃です。早い地域は真夏日(最高気温が30℃以上の日)になる所も出てきていますが、季節の訪れがゆっくりな長野県安曇野市では、青空と新緑に映える「白い花」がもうすぐ見ごろ!
一枚目の写真にもある「白い花」とは・・・『りんごの花』なのです。
りんごの実は秋に実りますが、花は今が旬。
長野県安曇野市では例年5月上旬に見ごろを迎え、まち全体が花畑になります。市内には大きなりんご畑があちこちにあるため、りんごの品種によって花の色が多少異なりますが、白や薄ピンクの花々がまちを彩ります。
大型連休中に咲きはじめたりんごの花ですが、5月7日の時点で5~6分咲き。今週末には満開をむかえる見込みで、最盛期になると、安曇野市内はフルーティーな甘い香りに包まれているそうです。
なお、りんご畑への立ち入りにはくれぐれもご注意ください。間近で楽しみたい!という方は、地元の農家さんにお声かけしてみてください。

白い花の正体は『りんごの花』(2017年5月4日撮影 安曇野市観光協会提供)
白い花の正体は『りんごの花』(2017年5月4日撮影 安曇野市観光協会提供)

安曇野の花ごよみ

安曇野では、春から夏にかけて様々な花が次から次へと咲き乱れます。4月のわさび・桜にはじまり、5月はりんごの花、6月はあやめ・花菖蒲と続きます。今は、りんごの花だけでなく、ふじや菜の花も見ごろ。花たちが季節の進みを知らせてくれます。
りんごの花が楽しめるのは半月ほどと他の花とくらべて比較的短いため、まさに今しか楽しめない花なのです。写真では『花の香り』までお届けすることが出来ないため、ぜひ現地まで足を運んでみてください。

今なら水田の水鏡で残雪アルプスも!

田植えの時期になると、田んぼに水がはられ、景色を映す幻想的な水鏡になります。安曇野市では、残雪のアルプスが水鏡で楽しめます。りんごの花を見に行く際は、ぜひ田んぼの水鏡にも注目してください。
幻想的な水鏡は、風が弱いとより美しく映ります。日中の気温がグンと上がって昼と夜の気温差が大きくなる日や、低気圧が近づいている日などは風が強まりやすいため、天気が穏やかで暑すぎない日が狙い目です。
また、風のある日でも時間帯によって風がやむ時間もありますので、朝や夕方などには日中と違った素敵な景色が楽しめるかもしれません。

この先の安曇野市の天気

5月に入ると、安曇野市をはじめとする長野県内では晴れて気温が上がり、日中は動くと少し汗ばむくらい日もありましたが、朝晩は冷えますのでまだまだ上着が手放せません。
今週末から来週にかけて、安曇野市周辺は雲が広がりやすい見込みです。気温は週末にかけて平年より高めで、日中は薄手の長袖で十分ですが、半袖が欲しくなる日もあるでしょう。夏物の服装もそろそろ出しはじめても良さそうです。
来週にかけて日本の南の海上に前線が停滞する予想で、沖縄ではそろそろ梅雨入りするころです。関東甲信地方でも、前線からは遠いものの、雲の広がる日が多いでしょう。雨マークは今の所ありませんが、13日(土)や16日(火)は雨予報に変わる可能性があります。
最新の天気予報を確認して、おでかけ計画を立ててみてください。なお、体が暑さに慣れていない時期ですので、お出かけの際は水分補給を忘れずに!熱中症にはくれぐれもご注意ください。

長野県安曇野市の10日間天気
長野県安曇野市の10日間天気