昨日(8日)の道内は広く雨となりましたが、今日(9日)の道内は、①雨上がりで、②晴れて、③気温が上がる、など花粉の飛びやすい条件がそろいます。明日以降は、曇りや雨の日が多くなるため、この先一週間の中では、最もシラカバ花粉が飛ぶでしょう。空模様は穏やかですが、シラカバ花粉で症状の出る方にとっては、辛い一日になりそうです。

札幌のシラカバ花粉 飛び始めの頃(2017年4月28日) 撮影:日本気象協会北海道支社 持田浩
札幌のシラカバ花粉 飛び始めの頃(2017年4月28日) 撮影:日本気象協会北海道支社 持田浩

空気乾燥 花粉も舞いやすい

今日の午前9時現在、ほぼ全道に乾燥注意報が発表されています。空気が乾燥していると、地面に落ちている花粉が少しの風でも空気中に舞いやすくなります。日差したっぷりで、洗濯物を外干ししたくなりますが、部屋の湿度を保ち、室外の花粉を室内に入れないためにも、洗濯物は部屋干しにした方がいいでしょう。

花粉 今月はシラカバ 6月はイネ科

この先一週間のシラカバ花粉の飛ぶ量は、雨の降る木曜日に少なくなる他は、曇りの日でもやや多くなる予想です。過去の例では、条件がそろうと5月の後半でも非常に多い花粉の飛散量となる場合があります。今月いっぱいはシラカバ花粉に注意が必要ですが、来月に入るとイネ科の花粉も飛び出す見込みです。両方の花粉で症状に出る方にとっては、雨の降る日が待ち遠しい日々が続いてしまいそうです。