今週後半は大雪や厳しい寒さに警戒を。9日(木)は南岸低気圧の影響で、首都圏でも雪が降り、積雪の可能性。その後は西まわりで、今季最強レベルの強い寒気が流れ込み、西日本を中心に冬の嵐になりそうです。

◆南岸低気圧で首都圏も雪の可能性

9日(木)は日本海と本州の南岸沿いを低気圧が進む予想です。寒気が居座る中、南岸低気圧が進む予想で、首都圏でも雪が降る可能性があります。最新の予想では昨日までの予想よりも南岸低気圧が発達する見込みで、首都圏にもしっかりと雪雲や雨雲がかかる予想になってきました。甲信や関東の内陸を中心に雪が降る所が多く、東京都心でも雪の可能性があります。うっすら積もる可能性もありますので、9日(木)の帰宅時間帯は要注意です。積雪とはならなくても、10日(金)の朝は冷え込み、路面が凍結する所がありますので、車の運転は注意が必要です。
(なお、南岸低気圧による雪の予想は、低気圧の進路や発達具合に加え、少しの気温の変化で予想が大きく変わります。まだ予想に幅があるような状況ですので、随時、最新の情報をご確認下さい。)

◆週末は強烈寒気

この低気圧が抜けたあと、日本付近は冬型の気圧配置が強まるでしょう。今週末は西まわりで、今季最強レベルの強い寒気が流れ込む見込みです。本州の日本海側は広く雪で、西日本を中心に大雪となるでしょう。九州北部の平地でも大雪の恐れもあります。東海から西の太平洋側にも雪雲が流れ込み、所々で積雪となる見込みです。九州南部の平地でも雪が積もる可能性があります。普段、雪に慣れていない地域で積もる可能性があり、交通機関への影響にご注意下さい。また、全国的に風が強まり、荒れた天気となるでしょう。広く厳しい寒さで、大阪や福岡でも最高気温は5度くらいまでしか上がらない見込みです。
今週末にかけては南岸低気圧や強い寒気の影響で、雪や厳しい寒さに気の抜けない状況が続きそうです。雪の備えは早めになさって下さい。