今日(5日)の北海道は、札幌(最高2.3℃)や函館(最高4.9℃)など、南西部を中心に日中はプラスの気温になった所が多く、雪がとけて路面には大きな水たまりもできています。
朝、道内の最低気温となる-28.0℃を観測した宗谷地方の枝幸町歌登でも午後4時までの最高気温は-0.3℃となり、朝から昼にかけて27.7℃も上昇。各地で気温変化に注意が必要です。

5日の札幌市内 路面に大きな水たまり
5日の札幌市内 路面に大きな水たまり

今季一番の気温変化に

今日の北海道は朝から穏やかに晴れている所が多く、放射冷却が強まった内陸を中心に冷え込みが強まりました。枝幸町歌登の-28.0℃をはじめ、道内の173の気温観測地点中22地点で-20℃以下を観測しています。
一方で、日中は晴れて日差しが出たことに加え、南から暖かい空気が流れ込んだ影響もあって気温は平年より高く、道内の約半数の地点がプラスの気温となりました。
歌登では午後4時までに最低気温が-28.0℃、最高気温が-0.3℃で、気温差がなんと27.7℃。一日の中での気温変化としては、この冬の北海道内で最も大きくなりました。
気温変化の大きな地域は、外に出る時間などを考慮した防寒対策を心がけ、体調を崩さないように注意して下さい。

冬のイベントは足元も見て

明日(6日)朝は朝の冷え込みが弱まる所が多く、今日ほどの大きな気温変化にはならないとみられますが、南西部を中心に引き続き最高気温がプラスの地点が多くなりそうです。
大きな気温変化でなくとも、プラスの気温と氷点下の気温を繰り返す地域は、落雪やなだれ、路面状態の変化が起きやすくなり、十分な注意が必要です。
特に路面状態は、日中と朝晩の時間帯による変化だけでなく、日中でも建物の陰になる場所だけは凍ったまま残っていたりするため、場所による変化にも注意しなければなりません。
また、明日からはさっぽろ雪まつりの大通・すすきの会場が、明後日(7日)は旭川冬まつりが始まるなど、これから冬のイベントのピークを迎えますが、雪像などを見て回る際も、足元をしっかりと確認し、安全に楽しめるように心がけてください。

6日の北海道の予報
6日の北海道の予報