19日(土)は、関東は朝から雨が降り始め、夕方まで雨が続きます。東京都心は日中も12月上旬並みの寒さ。冷たい雨になりそうです。

西から雨雲

土曜日は、低気圧が日本海を進み、低気圧から延びる前線が本州付近を通過する見込みです。すでに西日本では所々で雨が降っていますが、雨の範囲は東へ広がります。関東は土曜日の朝から雨が降るでしょう。上の図で、7時の予想では、群馬や埼玉、東京、神奈川で広く雨が降っています。千葉や茨城も次第に雨雲がかかるでしょう。正午の雨の予想を見ると、関東は各地とも雨で、雨脚の強まる所(濃い青や緑の部分)もありそうです。大きめの傘やレインブーツがあるとよいかもしれません。

風によって

タイトルに“冷たい雨”とありますが、実はこれ、場所によって変わってきそうです。関東北部や埼玉、東京都心の予想最高気温は12〜13度で、冷たい雨。横浜は16度、館山は19度で気温は高めでしょう。この違いは、南風がどのくらいの強さで吹くかがポイントになります。例えば、館山では日中、南風が7~8メートルと強く、雨が降っても暖かい空気が入るため、20度近くまで気温が上がります。横浜は、朝までの北風が日中は南風に変わり、風速6~7メートルくらいです。東京都心も日中は南風が吹く予想ですが、風がそこまで強くは吹きません。日中の予想最高気温は13度。雨が止む夜の方が、気温は高くなりそうです。なお、日曜日は日差しが戻り、予想最高気温は各地で20度くらい。東京都心は21度で、昼間は秋の装いで過ごせそうです。