このところ週末に南岸低気圧が通ることが多いですが、来週も冬型の気圧配置が続いた後、週末に低気圧の影響を受ける可能性があります。いわゆる「南岸低気圧」となるのか、今後の動きに注目を。

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来週末も雪や雨?

このところ、太平洋側に雪を降らせる「南岸低気圧」が度々やってきています。
18日(月)は関東の平野部でも広く雪が積もりました。
23日(土)も南岸低気圧により、関東の一部で弱い雪に。
29日(金)から30日(土)は、雨の所が多かったものの、関東北部では平野部でも雪が降り積もりました。
「南岸低気圧」は冬の終わりから春先にかけて多くやってきます。
冬型の気圧配置が緩むと、南から暖かい空気が流れ込みやすくなり、北にある冷たい空気とぶつかりあって低気圧が発生します。
ちょうど本州付近で暖気と寒気がぶつかると、本州の南岸を低気圧が進むようになり、そのわずかなコースの違いによって雪になったり雨になったりするのです。
東京の雪日数の平年値を見ると、1月と2月に多くなっており、2月にかけては南岸低気圧のシーズンといえます。
そして来週もしばらく冬型の気圧配置が続いた後、低気圧が本州付近を通過する予想です。
まだ先の予想ですので、必ずしも南岸を通るとは限りませんが、5日(金)頃からは太平洋側で雪や雨が降る可能性があります。
また、低気圧の通過後は再び冬型となり、太平洋側にも雪雲が流れ込むかもしれません。
受験や行楽で長距離の移動を予定している方もいらっしゃるかと思います。
時間に余裕をもたせて計画をたてるなど、念のため雪や雨への対策を考えておくとよさそうです。