東京や横浜、宇都宮に初雪を降らせた冷たい空気が残り、関東甲信は夜の帰りの時間も所々で雨や雪。雪は山沿いが中心だが、路面がぬれた所は明日13日水曜日の朝は凍結注意。

山梨県山中湖村 1月12日10時頃撮影 山中湖村役場提供
山梨県山中湖村 1月12日10時頃撮影 山中湖村役場提供

今夜の雪の予想

1月12日は、関東でも雪が降り、東京や横浜に続いて、宇都宮でも初雪が観測されました。
連休明けの「急な初雪の便り」に、ビックリされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
正午現在、東京や横浜、宇都宮など、関東甲信の平地では積雪は観測されていませんが、富士山に近い山梨県山中湖村では、路面がうっすら白くなるほど、雪が積もりました。
車のタイヤが通った後がわかるくらいです。
関東の平野部では、普段、なかなか雪が降らない所だけに、この後も、雪が降るかどうか、気になるところですね。
今回、雪を降らせた冷たい空気は、まだ残りますので、今夜も雪には注意が必要です。
帰宅時間の18~21時の時間帯の天気分布がこちらです。

白い表示は「雪」が予想されている所です。
広い範囲での「雪」は、関東甲信地方の山沿いが中心ですが、「曇」の表示になっている平野部も場所によっては、雪雲のかかる可能性がありそうです。
平野部では、雪は降っても、ちらつく程度で、積もることはないと見ていますが、都心など、雪が冷たい雨に変わった所でも、路面はぬれています。
たとえ、また雪が降らなくても、あすの朝も気温が低いままだと、ぬれた路面が凍結する恐れがあるので、油断は禁物です。

都心でも 足元に注意

あすの予想気温をみてみますと…

最低気温は、宇都宮や水戸、谷など、関東の平野部でも氷点下の予想です。
東京は2度と、プラスの気温ですが、この数字にだまされてはいけません。
【豆知識】
気象庁が気温を観測する高さは、1.5メートルを基準としています。
地面に近い所では、放射冷却が強まるので、気温の数字よりも空気が冷たいことが多いのです。
このため、東京でも、地面に近い所に温度計を置くと、0度くらいまで下がる可能性があります。
都心でも、路面がぬれたままの所では、凍結するかもしれません。
朝、早くお出かけの方は、まだ暗くて、路面の状態が見えにくいですが、足元に十分な注意が必要です。
特に滑りやすいのが、マンホールなどの金属の所や、歩道橋などの階段、橋の上です。
明日の朝は、滑りにくい靴で、お出かけするのがオススメです。