9日、全国的にこの時期としては暖かい空気に包まれて、特に関東と北海道は前日よりも気温が上がっています。一方、気象庁は9日、異常天候早期警戒情報を発表しました。11月14日ごろからの約1週間、全国的に気温が平年に比べかなり高くなるとして警戒を呼び掛けています。

異常天候早期警戒情報が発表されている地域(2015年11月9日発表)
異常天候早期警戒情報が発表されている地域(2015年11月9日発表)

9日月曜日 関東と北海道 気温が上がる

きょう、前日と比べ大きく気温が上がっているのは、関東と北海道です。
●北海道
北海道は上空の冷たい空気が弱まって、前日の初冬のような寒さが和らいでいます。札幌の午後2時までの最高気温は11度7分で、この時期らしい気温になっています。
●関東
関東は日差しはほとんどないものの、南寄りの風で、季節外れの暖かい空気が流れ込んでいます。午後2時までの最高気温は、東京都心22度9分など、きのうより5度ほど上がっています。
関東で最も気温が上がっているのは、千葉県茂原24度4分と、夏日目前。東京羽田24度3分、千葉県成田24度0分など前日と比べ5度以上気温が上がっている所が多くなっています。

14日土曜日ごろ~ 全国的に高温傾向

気象庁は9日、「異常天候早期警戒情報」を発表しました。14日土曜日ごろからの約1週間、全国的に7日間の平均気温が平年に比べて2度ほど高くなる可能性が高いとしています。農作物の管理などご注意ください。

異常天候早期警戒情報とは

情報発表日の5~14日後を対象に、7日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または7日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と予想されるときに発表されます。