9号は10日にかけて沖縄に接近。沖縄は最大瞬間風速50メートルの猛烈な風の恐れ。11号は16日頃から本州付近へ影響か。来週末は局地的な大雨やかなりの蒸し暑さに。

台風進路予想図
台風進路予想図

台風9号の影響 沖縄と奄美は暴風と高波と大雨

●猛烈な風が吹く恐れがあります。
沖縄地方では最大瞬間風速50メートル
(樹木が根こそぎ倒れる、電柱が倒れる、住宅で倒壊するものがあるほどの強さ)
奄美地方では最大瞬間風速30メートル
(看板が落下、道路標識が傾く、細い木の枝が折れて飛散するほどの強さ)
いずれも、屋外での行動は極めて危険です。
●猛烈なシケとなる恐れがあります。
沖縄地方では波の高さが12メートル
奄美地方では波の高さが9メートル
九州南部では波の高さが6メートル
●非常に激しい雨が降る恐れがあります。
沖縄地方、奄美地方では1時間に50ミリ以上
(水しぶきであたり一面が白っぽくなり視界不良になる、滝のようにゴーゴーと降るような強さ)
総雨量は10日の夜までに200ミリ、その後さらに11日夜までに200ミリ
大小限らず、川の水かさが増して氾濫する恐れがあります。
また、山沿いでは土砂災害に、平地では道路の冠水や低い土地の浸水などに警戒・注意が必要です。

風、波、雨に対してどう備えるか

●暴風への備え
①ベランダや庭など屋外に置かれた、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、
しっかり留めて固定するか、室内にしまうようにしましょう。
②強風で飛んできたもので窓ガラスにヒビが入り、割れる恐れがあるため、雨戸を閉めましょう。
③念のため、カーテンも閉めておけば、ガラスが割れた時、破片が飛び散るのを防いでくれます
④車庫、物置、犬小屋などはしっかり固定されているか確認しましょう。
⑤商店などでは看板が飛ばされたり自動販売機が倒れたりしないか点検しましょう。
●高波への備え
①高波の恐れのある海岸周りには近づかないようにしましょう。
②高波の影響で波しぶきが護岸設備を越えて海沿いの道路に押し寄せ、道路が浸水して通行が危険な状態になることがあるため、通行止めや速度規制の情報など、早め早め&こまめに交通情報を確認し、安全に行動できるうちに避難(移動)をしましょう。
●大雨への備え
①大雨で浸水することがあるため、家財道具や家電製品などは高い場所や二階以上へ移動させましょう。
②電気のコンセントは漏電、ショート、感電の恐れがあるため、コンセントは抜き、低い位置にあるものは高い場所へ移動させましょう。押し入れの下の段のものは上の段に移しておくと、被害を小さくできます。
③食料品、衣類、寝具などの生活用品は高い場所へ移しておきましょう。

台風11号の影響は16日頃からか

台風11号はまだ日本のはるか南の海上。
しかし、今後も勢力を強めながら、じわじわと日本付近へ近づいてきそう。
16日(木)頃から本州付近に影響が出る可能性があります。
台風本体が近づく前から(台風の北上とともに)熱帯の暖かく湿った空気が次々に流れ込む
→本州付近で大雨の恐れ&全国的にかなりの蒸し暑さになる可能性があります。
予報円が広く、まだ数日先の話ですが、
今後のお出掛けの予定は、最新の台風情報をこまめに確認してください。
また、万が一の時に慌てないために、こちらの情報もお役立てください。(パソコンからご覧ください)
http://www.tenki.jp/docs/note/bousai/page_6