この先1週間は晴れる所が多く、北海道や東北は最高気温が平年より6度以上高い日も。関東から近畿は真夏日に迫る暑さも増えそう。梅雨入りした奄美は、ぐずついた天気に。

5月も、あと10日ほど。
「風薫る5月」というように、この時期は、清々しい陽気の日が多いはずですが、今年はちょっと違います。
この先1週間は、晴れる所では気温が高めの予想です。
地域ごとに詳しく見てみましょう。
【北海道・東北・北陸】
北ほど、晴れる日が多いでしょう。
明日20日、北海道に傘マークがついていますが、雨は降っても一時的です。
気温は、21日木曜日は、北海道や東北北部では、上がり方が鈍くなるでしょう。
札幌の最高気温は16度と、日差しがあっても、上着がないと寒く感じられそうです。
でも、ヒンヤリするのは、一時的。
週末から来週前半にかけては、気温がグンと上がるでしょう。
札幌の最高気温は、土曜日頃から25度前後の日が続く予想です。
この先は、気温の変化に注意が必要です。

【関東、東海、近畿】
こちらも晴れる日が多いですが、週末は雲が増えるでしょう。
本州の南に前線が停滞するからです。
前線の動きによっては傘マークがなくても、雨が降りやすくなりそうです。
週末のおでかけは、最新の予報を確認して下さい。
気温は、こちらも高めで、30度近い日もあるでしょう。
名古屋は、明日20日と26日火曜日の予想最高気温は30度。
今年初めて「真夏日」になるかもしれません。
明日20日の最高気温は、大阪は29度、東京も28度まで上がる予想です。
今日よりも日差しが多いですが、東京ではまだ湿度が高めなので、蒸し暑く感じられるでしょう。
汗をかいたら、水分補給を心がけて下さい。
本格的な夏の暑さに向けて、この時期から、汗をかく習慣をつけておくのも熱中症対策の一つですが、
お仕事終わりのビールは、発汗作用を促すので、ほどほどにして下さいね。

【中国、四国、九州】
金曜日頃まで、広く日差しが降り注ぐでしょう。
土曜日は九州で雨が降り、日曜日は、中国、四国も曇りや雨となりそうです。
気温は平年並みの所が多く、極端な暑さはありません。
それでも、最高気温は25度前後の日が多く、週末は蒸し暑さが増しそうです。
【沖縄】
明日20日以降は、曇りや雨が続くでしょう。
沖縄付近に前線が停滞するためです。
21日木曜日は二十四節気の「小満」。
沖縄では、次の「芒種」までが梅雨の時期に重なることが多く、この時期を「小満芒種(スーマンボースー)」と言いますが、暦通り、雨の降りやすい天気が続きそうです。
最高気温は、30度近い日も続きますので、そろそろ、食品の管理にも、お気を付け下さい。

今年の梅雨入りは奄美から  梅雨入りのトリビア

今日11時、鹿児島地方気象台から「奄美地方は、5月19日ごろ梅雨入りしたと見られます」と発表がありました。
平年より8日遅く、奄美地方の梅雨入りが平年より1週間以上遅れるのは、2009年以来、6年ぶりです。
今年は、沖縄も梅雨入りが遅れていて、奄美地方が全国のトップをきって、雨の季節に入りました。

これからの時期、ニュースをにぎわす「梅雨入り」の話題ですが、
「梅雨入り」について、どれくらいご存知ですか?
★梅雨入りって?
各地方ごとに、今までの天候と、その先1週間の予報をもとに、雨や曇りの日が多くなり始める頃を梅雨入りとして、気象台が発表するのです。
あくまでも「梅雨入りの発表」であって、「梅雨入り宣言」ではないのです。
ちなみに、具体的に「雨がどのくらい降ったら梅雨入り」というような基準は、特にありません。
後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮して、秋に「梅雨入り」の時期を見直すこともあるのです。
梅雨入りした奄美の、この先の天気を見てみますと…

この先の天気は、梅雨らしく、曇りや雨の日が多いでしょう。
木曜日は、梅雨の晴れ間となりそうですので、日差しを有効にお使い下さい。