過去最も早いペースで発生した台風7号は、日本のはるか南を西に進んでいます。今後の進路をお伝えします。

台風7号は、5月9日にマーシャル諸島で発生しました。
台風7号が5月上旬までに発生するのは1951年の統計開始以降、最も早いペースです。まだ5月ですが今年は早くも台風シーズンに入っています。
発生した時の雲と比べると、雲がしっかりと渦を巻いていて発達している様子がわかります。

5月に2つの台風が接近 2011年と比べる

5月に2つの台風が本州に接近した事例に、2011年台風1号・2号があります。
1号は、日本付近まで台風として近づき、低気圧として本州にかなり接近しました。その後、2号が1号の後を追うように進み、温帯低気圧として紀伊半島や関東を通過しました。

今年の台風6号は、2011年2号と同じような経路を進み、沖縄から東北の太平洋側を中心に暴風をもたらしました。瞬間的には沖縄県宮古島地方の下地島空港で58.6メートル、温帯低気圧に変わった後も東京羽田で34メートルのトラックが横転するくらいの猛烈な風が吹き、交通等に影響が出ました。
【台風7号 今後の進路は?】
台風7号は暴風域を伴ったまま西へ進み、15日金曜日に非常に強い勢力となってグアム島へ近づく見込みです。台風7号はより東側で北上する予想になっているため、2011年の事例とは違い、台風6号の後を追わないと思われます。ただ、来週の天気に影響を与えるかもしれません。

来週 台風7号の進路に注目

18日月曜日ごろから本州付近に前線が停滞する見込みです。南の海上を進む台風7号の影響もあり、曇りや雨の天気が多くなりそうです。台風7号の進路が気になります。