花を待つ 桜の開花を待つ

2015/03/13 09:40

きょう金曜日は、日本気象協会の独自情報「桜の開花・満開予想」の最新版発表日です。あちこちに小さな春を見かけるようになりましたが、桜が咲いてこそですね。

花咲く春を待つ こちらは、みちのく宮城県南部を流れる白石川河畔です。 県内でも有数の桜の名所。 柴田町から隣りの大河原町にかけて、 堤防に沿って歩くと、晴天の日には遠くに蔵王連峰を望むことができます。 山頂付近の雪の白と空の青、そして桜色のコントラストです。 堤防沿いの桜並木は「一目千本桜」 見た目にも「満開」の日の画像ですが、 ところで「開花とか満開とか」 その定義はなんでしょう。 仙台市内に「仙台管区気象台」がありますので その標本木で説明します。 はじめに開花です。
開花の頃(仙台管区気象台構内)
開花の頃(仙台管区気象台構内)
開花の定義とは つぼみが膨らんでいますが、 このうち、5~6輪咲いた状態を開花日といいます。 この段階で見た目はほとんどつぼみですが、 ぱっと淡いピンク色が目立つときです。 3分咲き、5分咲きを通り越して 次は「満開」です。
満開の頃(仙台管区気象台構内) 
満開の頃(仙台管区気象台構内) 
満開の定義とは これだけで見事です。 仙台の桜の開花は、この太いソメイヨシノが基準(標本)になっています。 見た目には満開ですが、 満開日は「標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日」という定義があります。 つまり、まだ2割くらいはこれから咲くということです。 基準は「標本」です。
標準木ではなく標本木
標準木ではなく標本木
標準ではなく標本 少しややこしいのですが 上の画像でご覧いただいたソメイヨシノは 正式には「植物生物観測用標本」と呼ばれます。 なんだか理科の実験のようにも思えますが、 同じ木を長年観測しているからこそ 「平年より早い・遅い」とか「昨年より早い・遅い」と 正確に言い表すことができるのです。 全国の気象台には 構内にソメイヨシノがないことがあるため 他の場所で観測することがあります。 東京では、靖国神社境内に標本木が定められています。 花開く、花吹雪、花筏・・などの季節は もうすぐそこです。

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