九州北部地方に続き、22日12時、新潟地方気象台は北陸地方に春一番が吹いたと発表。低気圧が日本海を進んでおり、新潟市で最大瞬間風速11.2メートルを観測するなど、各地で南風が強まっている。

アメダス(風向・風速)
アメダス(風向・風速)

日本海を低気圧が東へ進んでおり、北陸地方で南よりの風が強まっています。
また、この南風の影響で気温が上がっています。
22日11時までの、各地の最大瞬間風速と最高気温は以下の通りです。
新潟市: 11.2メートル(南東)  11度7分
金沢市:  5.3メートル(東南東) 15度8分
富山市: 15.5メートル(南)   17度7分
福井市: 15.0メートル(南東)  14度9分
冬から春へ移り変わる時期に初めて吹く強い南風を、気象庁や気象台では「春一番」として発表しています。
発表の目安は地域により少しずつ違い、北陸地方では以下の4項目が目安になっています。
・立春から春分の間
・金沢・富山・福井のいずれかの気象台で最大風速10メートル以上、
そのほかの気象台で最大風速6メートル以上の南よりの風が吹くこと
・最高気温が前日より高いかほぼ同じになること
・日本海に低気圧があること
(昨年の北陸地方の春一番は3月12日でした)
なお、北陸地方では、今夜にかけても強い風や高い波にご注意ください。
また、気温の上昇で雪どけが進みます。
雪の多い所では、雪崩や屋根から落ちる雪にいっそうの注意が必要です。