この先は、5日木曜に東京都心で再び雪の予想。東京の雪日数はひと冬に平年10日で、2月が4日と一番多い。この冬はこれまでに雪日数は6日なので、まだまだ雪には注意が必要。

週間予報
週間予報

東京の雪日数 2月が一番多い

先日1月30日(金)は東京都心は雪で、この冬はじめて積雪となりました。(積雪3センチ)
ホッとしたのも束の間。週の中頃、2月5日(木)には再び東京都心で雪の予想となっています。関東に雪を降らせるのは南岸低気圧。4日(水)くらいに九州付近で低気圧が発生し、次第に東へ進む見込み。(南岸だけでなく、日本海にも低気圧が発生するかも)まだ発達具合い、コースなど不確定要素も多いですが、2月は東京の雪日数はひと冬で一番多いので注意が必要です。
東京の雪日数はひと冬に平年10日で、2月が4日くらいで一番多くなっています。この冬はこれまでに雪日数は6日なので、まだまだ雪には注意が必要です。(みぞれでも雪としてカウントします。東京は1月30日は3センチの積雪ですが、あとの5回はみぞれやにわか雪でした)

関東甲信 昨年2月は2週連続で大雪に

昨年、2014年は関東甲信地方は2週連続で大雪となりました。普段あまり雪が降らない、関東地方の南部平野部でも雪がみるみる積もり、千葉市では最深積雪を30年ぶりに更新する大雪となりました。8日~9日の大雪でまだ道路脇には残雪がある中、その一週間後、関東甲信地方を中心に更に上回る記録的な大雪に見舞われました。特に、甲府市では、それまでの最深積雪の2倍以上!114センチを記録。道路は寸断され、一時的に陸の孤島状態となる集落が続出しました。

予報士泣かせの南岸低気圧

関東の雪の予想は本当に難しく、予報士泣かせと言われています。
昔からの経験則で、低気圧が八丈島の北を通ると雨、南を通ると雪、もっと南を通ると降水域自体がかからないため何も降らないというのがあります。でも、昨年の2週連続の大雪では、どちらも八丈島の北を通りましたが、結果、雨ではなく雪で大雪に。(降り始めは雪で、次第に雨に変わるとみていました)
これは降る量が多く、寒気を引きづり込み地上付近がヒエヒエに冷えきってしまったため、低気圧が暖気を持ち込んでも雪から雨に変わりませんでした。
つまり、低気圧のコースも重要ですが、地上付近の温度状態がさらに重要。その予想が難しい・・・。
湿度や地上の気温がわずか0.5度違うだけでもガラッと状況が変わってしまいます。

雪に慣れていない東京では、わずかな雪でもスリップ事故が発生するなど、影響が出ることが多いです。まだ不確定要素も多いので、週間予報をこまめにチェック。日直予報士でも随時、アップしていきます。