行楽シーズンと言われる秋は、保育園や幼稚園、小学校などで遠足が企画されやすい時期でもあります。

遠足は基本的に屋外で活動することが多いので、一日を通して快適に過ごせる服装を選びましょう。

今回は、秋の遠足に適した服装や必要な持ち物、服装選びの注意点をご紹介します。

秋の遠足に適した服装

親子遠足の場合、子どもだけでなく、同行する親も遠足に適した服装をしていく必要があります。ここでは秋の遠足に適した服装を、親と子どもに分けてご紹介します。

■秋の遠足に適した子どもの服装
子どもは大人に比べて体温が高く、汗をかきやすい傾向にあります。

特に遠足ではいつもよりはしゃいでたくさん動き回る可能性が高いので、汗冷え対策として吸湿速乾性の高い服を選ぶのがおすすめです。

吸湿性に長けた機能性インナーを着用すれば、汗をかいてもさらりと乾きやすく、一日快適に過ごせるでしょう。

一方、秋は日中と朝晩の寒暖差が大きくなりやすい時期なので、帰宅が夕方近くになると風を冷たく感じることもあります。

日中はシャツ一枚で過ごせる陽気でも、帰りのために薄手のパーカーやカーディガンなどを持参しましょう。また、日中の紫外線対策として帽子を着用させます。

■秋の遠足に適した親の服装
秋の親子遠足を行う場所は園によって異なりますが、動物園や水族館、大型の公園などがメインです。

いずれの場所も広い園内・館内を歩き回ることになりますので、動きやすい服装でコーディネートするのが基本です。

トップスは長袖のTシャツやカットソー、シャツ、パーカーなどを選び、ボトムスはデニムやチノパン、スキニーパンツなどを合わせると、親子レクリエーションなどを行う時も動きの邪魔になりません。足元もヒールの高い靴は避け、スニーカーやスリッポンなど歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。

また、夕方以降の冷え対策として、ジャケットや薄手のコートなどのライトアウターも持参しましょう。UV対策には帽子や日焼け止めがおすすめ。日傘は荷物になりますし、集団で移動する時にまわりの迷惑になることがあるので控えた方が無難です。

秋の遠足に必要な持ち物

秋の遠足に必要となる主な持ち物をご紹介します。

■タオル
特に屋外での活動を伴う遠足の場合、たくさん動いて汗をかく可能性があるので、汗拭き用のタオルを持参しましょう。

手軽さならハンドタオルですが、運動する場合は首にかけられるマフラータオルを持っていくと動きの邪魔になりません。

■着替え
特に子どもは大量の汗をかいたり、屋外で服を汚したりする可能性があるので、着替えを持っていくと安心です。

汗で濡れた、あるいは汚れた衣類を入れるためのビニール袋も合わせて用意した方がよいでしょう。

■日焼け止め
紫外線は夏だけでなく、一年中降り注いでいますので、屋外の遠足なら日焼け止めは必要です。

レクリエーションなどを行う予定がある場合は、汗で落ちないよう、ウォータープルーフの日焼け止めを選ぶのがおすすめです。

■虫除け
山などに遠足に行く場合は、虫除けスプレーや虫除けパッチなどのグッズを準備しましょう。

ただ、完全に虫を近寄せないわけではないので、長袖や長ズボンでガードした方が無難です。

■水筒・ペットボトル
秋の遠足では大人も子どもも汗をかきやすいので、水分補給のための水筒やペットボトルは必須です。

運動やスポーツを行う場合は、発汗で失われた塩分を補うためにも、スポーツドリンクなどを準備するとよいでしょう。

秋の遠足の服装に関する注意点

秋の遠足に行く際の服装について、特に気をつけたいポイントを3つご紹介します。

■1.スカートよりもパンツルックが理想
秋の遠足では体を動かす機会が多いので、裾がひらひらしたスカートを着用していくと動きの邪魔になります。

特に山などを散策する場合、枝などに裾を引っかけて破いてしまうリスクもありますので、おしゃれなスカートよりも動きやすいパンツルックを目指した方がよいでしょう。

どうしてもスカートを履く場合は、アウトドア向けの巻きスカートなど、動きやすさを重視したものを選び、下にタイツやレギンスを合わせるのがポイントです。

■2.サンダルやパンプスはNG
トップスやボトムスと同じく、靴も動きやすさ、履きやすさを重視するのが基本です。

サンダルやパンプスなど、長時間歩き回るのに不向きな靴は避け、履き慣れたスニーカーやウォーキングシューズ、スリッポンなどを選びましょう。

■3.バッグはリュックやショルダーバッグがおすすめ
ハンドバッグや持ち手の短いトートバッグなどは片手がふさがってしまい、活動の邪魔になる可能性があります。

リュックや肩にかけるショルダーバッグなど、いざという時に両手を空けられるバッグを持っていった方が便利です。

秋の遠足では動きやすい服装を心がけよう

秋の遠足は長い距離を歩いたり、レクリエーションなどを行ったりすることが多いので、親子共々、動きやすい服装を意識することが大切です。

基本はTシャツやカットソーでOKですが、夕方近くなると冷えてくるので、長袖シャツやマウンテンパーカーなどのライトアウターを持参するとよいでしょう。

合わせて、帽子や日焼け止めでUV対策しつつ、場所によって虫除けグッズなどを持っていくと、暑さや紫外線、虫刺されなどに悩まされにくくなります。

遠足に着ていく服装に悩んだ時は、天気予報専門メディア「tenki.jp」で公開している「服装指数」を参考にしてみましょう。

エリアごとに、その日の天気や予想気温に適した服装を提案しているので、コーディネート選びに役立ちます。服装指数は10日先まで公開されていますので、遠足の日程に合わせてぜひご活用ください。