長い梅雨が明けて、いよいよ夏本番! 急に蒸し暑くなったので、「なかなか寝付けず、疲れを翌日に持ち越してしまった」「睡眠不足から肩こりが悪化してしまった」など、寝苦しい夏の夜に悩まされている人も多いのでは? そこでオススメしたいのが、安眠効果バツグンの「塩枕」です。驚きの安眠効果でグッスリ熟睡。塩枕を活用して、明日への活力を養いましょう。

最近では地産地消こだわりの塩を使用したものやハーブとのブレンドなど、趣向を凝らした種類も多数!
最近では地産地消こだわりの塩を使用したものやハーブとのブレンドなど、趣向を凝らした種類も多数!

深い眠りを誘う、頭寒足熱(ずかんそくねつ)

寒い冬の夜、こたつに入ってウトウト寝てしまった経験ってありますよね。これは、足先が温められることによって血行がよくなり、脳内物質セロトニンが睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促すから。元来「冷えは万病のもと」と言われ、足もとを温めることが健康によいことはよく知られていますね。
一方、暑い夏の夜は、頭を冷やすと眠りに誘われやすいことをご存じですか。
夏は気温が高く、長時間外で過ごした日は体が火照って体温が下がりにくく、寝付きが悪くなります。
逆に、一日中エアコンの効いた部屋で過ごしていることで体幹が冷え、手足の毛細血管が収縮して熟睡できません。
そんなときこそ、頭寒足熱(ずかんそくねつ)を実行してみましょう。
文字通りこれは、頭を冷やして足を温める健康法です。熱を冷ます作用がある塩枕を使えば脳内温度が下がり、安眠効果バツグン! 暑い夏に心地よい眠りを誘うベストアイテムです。

頭痛、肩こり、疲労回復…知られざる塩枕の効能

塩枕は、羽毛や綿を一切使用せず中身がすべてが塩のため、コンパクトなサイズが主流です。そのため単独で使うよりは、普段使用している枕の上に置いて使いましょう。このとき、首筋にあたるように置くのがポイント。後頭部が塩枕で冷やされることにより血流が促進され、頭痛、肩こりの緩和も期待できます。
毎日使っているうちに、塩枕が常温になっているなと感じたら、就寝前に冷蔵庫で冷やすのも賢い裏ワザ。
「えっ!枕を冷蔵庫で冷やすの?」と驚く人もいるかもしれませんが、どうぞご安心を。塩枕は冷やすことによって、疲労回復にも役立ちます。夏バテ気味の人は試してみる価値ありですよ。
さらに、塩にはマイナスイオンを放出する作用もあり、ストレスを軽減してリラックス効果も期待できます。眠りが浅くて不眠に悩んでいる人や、なかなか寝付けず疲れが取れない!という人は、ぜひ取り入れてみては。
塩本来が持つパワーに癒され、自然な眠りにつきたいものですね。

一日の終わりは、脳を休ませましょう

いくら塩枕を活用したとしても、ベッドに入ってからスマホを長時間操作したり、だらだらテレビを見ていては脳が休まりません。少なくとも就寝の1時間前には、思いきってスマホもテレビも電源をオフにしたいものです。
そして、就寝前にはネガティブな感情を手放し、高ぶった神経を落ち着かせることが、副交感神経の働きに大切な要素です。朝から晩までフル回転していた脳をリラックスさせ、質のよい快眠で健康を維持しましょう。

意外なお中元に、塩枕はいかが

肩こりや頭痛に悩まされて高価な枕に買い替えなくても、いつも使っている枕にプラスするだけの塩枕。
価格も手頃なので、お世話になった人へ日頃の感謝をこめてプレゼントするのもいいですね。
参照:塩まくら(リンク先参照)