写真家・森田剛史さんが京都から和歌山に引っ越してきたのは小学生のとき。やがて、ここで暮らす祖父と出会い、10年以上、祖父の姿を紀ノ川のほとりで写してきました。かつては「故郷だけど、故郷じゃない」と感じていた和歌山。「でも、この川で遊んだ記憶もいっぱいあるし、祖父から話を聞いたこともあって、いまではほんとうに故郷だと思えるようになりました」(森田さん)。

【関連記事】
児童養護施設で育ち「家族がわからない」と語る写真家・森田剛史が撮る「祖父」への愛憎