愛犬家ら4人が殺害された「埼玉愛犬家連続殺人事件」で、犬や猫の繁殖業をしていた関根元と風間博子が1995年1月に逮捕されてから、まもなく25年。証拠隠滅のために、遺体を細かく切り刻み遺棄した異常な手法は「遺体なき殺人」とも呼ばれた。

 2人は死刑判決を受けたが、関根は2017年3月に東京拘置所内で死去。死刑は執行されなかった。裁判で、殺害された4人うち3人で関与が認定された風間は、死体損壊・遺棄は認めたものの殺人罪については冤罪を主張し、再審を求めている。

 ノンフィクションライターの深笛義也は事件を調査し、17年に『罠 埼玉愛犬家殺人事件は日本犯罪史上最大級の大量殺人だった!』(サイゾー)を発表。その後、深笛のもとに風間から手紙が届いた。

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