奈良・興福寺と聞けば、阿修羅像を思い浮かべる人も多いだろう。3つの顔、6本の手を持つ、あのお像だ。たびたびの火災をくぐり抜け、今も現役(?)で同寺国宝館に並んでいる。少年風の面立ち、見た目も華奢なお姿だが、1300年も立ち続けられた秘密はなんなのだろうか? その疑問に応えるべく、研究者たちがCTスキャンで健康診断を敢行! 驚くべき結果をまとめた『阿修羅像のひみつ――興福寺中金堂落慶記念』(朝日選書)が発売された。1300年も立ち続けた阿修羅像の内部はどうなっているのか? 特別に一部を写真で紹介する。
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