■芸能界入りは2歳の時。「ベビーカーに乗っていたところをスカウトされました」

――昨年の6月15日に東京・築地の「ブルーモード」で初めてのソロ・ライヴ“メニー・ハッピー・リターンズ”が行なわれました。これが初のソロ・ライヴだとうかがって驚いています。

 単独ライヴは初めてです。おニャン子クラブのコンサートの中で、一人で歌うコーナーはありましたけど。おニャン子でソロ・デビューしたメンバーの中で、当時単独ライヴをしていなかったのは私くらいだったかもしれません。

――歌ってみていかがでしたか?

 準備期間が1か月半。単独ライヴで何曲も歌うのは、体力も必要なので、ボイトレもしたいし、筋トレにも集中したいということで、開催日が来るまで、家族と口をきく余裕がないくらいどっぷりトレーニングしました。カラオケ等で歌うことはあっても、ボイトレを続けていたわけではないので。

――「青春時代が帰ってきた」という感じで、お客さんもすごく喜んでくれたのでは?

 そうだと思います。でも最初はお客さんが入ってくださるのかなという心配も非常にありまして、とても怖かった。「誰も来なかったらどうしよう、チケット完売しなかったらどうしよう」という……。でも3日間でソールドアウトになったんです。その瞬間、怖さに代わって責任感がふつふつと(笑)。それだけお客さんが来てくださるということは、変なものは見せられない。30年以上、おニャン子のファンを続けている方もいらっしゃるし、「おニャン子の歌姫」といわれていた以上は、しっかりしなければと……。

――先日の「NEXT歌謡フェス」でも、「おニャン子の歌姫、健在」という印象を受けました。初期・中期のおニャン子は、内海さんがヴォーカルの中心というイメージです。その出演中にもおっしゃっていましたが、幼いころから芸能界でご活躍されていたとか。

 母からは「新宿伊勢丹の前でベビーカーに乗っていた私がスカウトされた」と聞いています。

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