
「袴田事件」に関する記事一覧


20歳で「袴田事件」を知り司法試験に4回挑戦 戸舘圭之弁護士がどうしても「弁護団」に加わりたかった理由
1966年、静岡県の旧清水市(現在の静岡市)のみそ製造会社で一家4人が殺害された通称「袴田事件」。みそ工場の従業員で元プロボクサーの袴田巌さん(87)に死刑判決が下されたが、冤罪(えんざい)を訴えてきた袴田さんに対して、3月13日、東京高裁が再審を認める決定を出した。弁護団の一員を務める戸舘圭之(とだて・よしゆき)弁護士(42)は静岡大学在学中に袴田事件を知り、弁護士を志した。どこにでもいる大学生が一念発起して司法試験に挑み、袴田事件弁護団として再審決定を勝ち取るまでの、激動の日々を振り返った。