「移民の子どもの隣に座る」に関する記事一覧

日焼けを気にし「日本人ならよかったのに」と移民の子 自分のルーツに嫌悪を抱かせる日本の「圧力」
日焼けを気にし「日本人ならよかったのに」と移民の子 自分のルーツに嫌悪を抱かせる日本の「圧力」

アメリカの文化人類学者ジェイムズ・クリフォードは著書『ルーツ』の中で、「旅」は人の暮らしの付け足しではなく、個人を形づくるのに欠かせない要素だという視点を提起した。朝日新聞記者・玉置太郎氏は同書を引用しつつ、「『外国人』や『移民』に対して、顔と名前と人柄を知ったひとりの人間として向き合うことで意識の中で前景化されるのは、ルーツ(roots)=「起源」ではなく、その人がたどってきたルーツ(routes)=「経路」だ」と言う。同氏は、移民の子どもの学習支援をする大阪・ミナミの「Minamiこども教室」でボランティアをしながら、さまざまな移民の声に耳を傾けてきた。同氏の新著『移民の子どもの隣に座る 大阪・ミナミの「教室」から』(朝日新聞出版)から一部を抜粋、再編集し、排他的な日本社会の中で、自分のルーツを肯定的にとらえられない移民たちの姿を紹介する。

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日本人男性と離婚で失った在留資格 フィリピン人母娘は読み書きができずに社会で孤立の不安
玉置太郎 玉置太郎
日本人男性と離婚で失った在留資格 フィリピン人母娘は読み書きができずに社会で孤立の不安
移民のルーツをもつ子どもたちが集まる、大阪・ミナミの「Minamiこども教室」。この教室に通う子どもたちの半数ほどが、フィリピンをルーツとしている。ほとんどがフィリピン人の母、日本人の父をもち、シングルマザーの家庭も多い。その背景には「繁華街ミナミ」という土地柄があった。ロンドンの大学院で「移民」について学び、この教室でボランティアをしている朝日新聞記者・玉置太郎氏の新著『移民の子どもの隣に座る 大阪・ミナミの「教室」から』(朝日新聞出版)には、フィリピン人女性が日本に増えた理由と、そこで起こる問題が記されている。一部を抜粋、再編集し、紹介する。
移民の子どもの隣に座る
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「なんでそんなに褒めるんですか」 移民の子を全力でホメる理由を聞いて記者は「目が覚めた」
玉置太郎 玉置太郎
「なんでそんなに褒めるんですか」 移民の子を全力でホメる理由を聞いて記者は「目が覚めた」
日本生まれのジョセフ(仮名)は、フィリピン人の母親との母子家庭で育った。小学校まで大阪・島之内の「Minamiこども教室」に通い、卒業後は母親とフィリピンへ移り住んだ。しばらくして大阪へ戻った母親は三年後、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに再び島之内へジョセフを呼び戻した。このように出入りの激しい移民家庭は少なくないが、そんな家庭が直面するのが日本の中学を経ず直接高校を受験する“ダイレクト受験”だ。Minamiこども教室で、取材を兼ねて学習支援のボランティアをしている朝日新聞記者・玉置太郎氏は、ジョセフの“ダイレクト受験”を見届けた。同氏の新著『移民の子どもの隣に座る 大阪・ミナミの「教室」から』(朝日新聞出版)から一部を抜粋、再編集し、“ダイレクト受験”のためにMinamiこども教室が心がけている、細やかなサポートを紹介する。
移民の子どもの隣に座る
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「お道具箱には、何がいりますか?」 小学校入学に不安抱える移民シングルマザーが図った無理心中
玉置太郎 玉置太郎
「お道具箱には、何がいりますか?」 小学校入学に不安抱える移民シングルマザーが図った無理心中
朝日新聞記者で「国境を越えて生きる人たち」をテーマに記事を書いてきた玉置太郎氏は、大阪・ミナミの「Minamiこども教室」で二〇一四年から取材を兼ねて、学習支援のボランティアをしている。多くの移民の子どもを支えるこの教室設立の背景には、ある移民の家族に起こった「事件」があった。同氏の新著『移民の子どもの隣に座る 大阪・ミナミの「教室」から』(朝日新聞出版)から一部を抜粋、再編集し、移民のシングルマザーが抱える苦悩について紹介する。
移民の子どもの隣に座る
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「どうせアホやから、高校行かれへんし」と漏らす移民の子ども 隣に座って見えた“重荷”
玉置太郎 玉置太郎
「どうせアホやから、高校行かれへんし」と漏らす移民の子ども 隣に座って見えた“重荷”
朝日新聞記者・玉置太郎氏は、住民の三割以上が外国籍で日本でも指折りの移民集住地、大阪・ミナミの「島之内」という地域に住んでいる。同氏が毎週火曜に行くのが「Minamiこども教室」だ。この教室に集まる子どもたちは皆、移民のルーツがある。教室では、ボランティアが一対一で子どもの隣に座る。この「一対一」を、教室は大切にしてきた。親の多くが夜の飲食店で働いているため、子どもたちは大人が自分だけに向き合ってくれる時間を求めている。ロンドンの大学院で「移民」について学んだ玉置氏の新著『移民の子どもの隣に座る 大阪・ミナミの「教室」から』(朝日新聞出版)から一部を抜粋、再編集し、移民のルーツをもつ子どもたちを支える「Minamiこども教室」で大切にされていることを紹介する。
移民の子どもの隣に座る
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2025年をリードする100人

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【AERA2024年12月30日―2025年1月6日合併増大号(12月23日発売)】 「2025年」といえば、超高齢化社会がさらに進み、労働力不足や社会保障費の増大などの社会課題がますます深刻化しそうです。そんな重たい空気を吹き飛ばし、道を切り開く人たちがいます。100人を超す2025年の注目の人を紹介します。

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【AERA2024年12月23日号(12月16日発売)】 団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となることで起こる「2025年問題」。「社会保障費の増大」「医療に関わる人材の不足」「労働力不足の深刻化」の3つが大きな問題になってくると言われています。その子どもである団塊ジュニア世代にとっては、親の介護や自身の老後について否応なしに直面させられることに。よりよい後半生のために、不安なく将来を迎える術を考えます。

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【AERA2024年12月16日増大号(12月9日発売)】 YouTubeなどのプラットフォーム上で、2Dや3Dのアバターを使って動画を配信する「VTuber」。 2016年の誕生以来、右肩上がりで拡大し、2023年度は国内市場規模800億円にまで成長。いまやエンタメ界をリードする存在になりつつあります。 グローバルな展開も加速するVTuberの最前線をお届けします!

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