「砂文字板」という教材をご存じだろうか。文字通り、ざらざらの砂で文字を形作ったもので、医師で教育家でもあったマリア・モンテッソーリが考案した教育法である「モンテッソーリ教育」で使われる。目で見る「視覚」、耳で聞く「聴覚」に加え、指でなぞる「触覚」を使うことで、文字を正しく覚えていくことができるという。子どもには生まれつき自分自身を成長させる力が備わっていて、大人は子どもの興味や発達段階を正しく理解して、力を引き出せるように環境を整える、というモンテッソーリ教育の考え方に基づくものだ。
言語感覚が敏感になる「2歳」にはザラザラくすぐったい「すなもじ」が効く
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