全国の高校の中で、男子校はわずか2%しかない。そのためか、男女差別的な世の中の空気をつくり出す諸悪の根源のようにいわれることもある。高い進学実績を誇る名門校であっても、男子校を出たばかりの学生たちには、女性との距離感がうまくつかめないところがあり、それが男子校のアキレス腱であることは明白だ。その弱点を補うべく、女子大や女子校の協力を得て、性やジェンダーについて学ぶ男子校がある。『男子校の性教育2.0』(中公新書ラクレ)を著した、おおたとしまさ氏が寄稿した。
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女子高生が出張授業で「先生」に? 灘、駒場東邦…進学校が実践する「性とジェンダー」教育の中身
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