小児科で最も訴えが多い症状の一つに、「咳(せき)」があります。かぜやインフルエンザ、新型コロナ感染症など、ウイルス感染が猛威をふるうシーズンには、とくに身近な症状といえるでしょう。しかし子どもが感染症にかかっていないのに咳が続くなら、「ぜんそく」かもしれません。0~14歳の小児ぜんそく患者数は約53.8万人(令和2年厚生労働省患者調査)。けっしてまれな病気ではないのです。この記事は、週刊朝日ムック「手術数でわかるいい病院」編集チームが取材する連載企画「名医に聞く 病気の予防と治し方」からお届けします。「咳ぜんそく・ぜんそく」全3回の3回目です。
子どもの咳が長引くのは「隠れぜんそく」? 「かぜを引いたときにしか『ぜいぜい』しない」は特徴的な症状
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