リタ・オラ、カーディ・B/ビービー・レクサ/チャーリーXCX参加の「ガールズ」MVを公開 　現地時間2018年6月7日、リタ・オラがカーディ・B、ビービー・レクサ、チャーリーXCXとコラボした「ガールズ」のミュージック・ビデオが公開された。同曲はリリースが予定されている彼女の2ndスタジオ・アルバムからの1stシングルとなっている。 　ビデオは、リタがアイランド・リゾートのような場所で多くの女性に囲まれ、ソファに横たわる一幕から始まる。まず最初に登場する白いジャケットを纏ったチャーリーXCXは暗い森の中で歌い、次はビービー・レクサが鏡に囲まれた部屋で、鏡に映った自分にキスをする。そしてリタがオレンジのビビッドなジャケットを着た、近未来的なシーンでは、ホログラムのカーディ・Bとリタが豪華共演を果たし、2人がキスをする姿が捉えられている。 　この曲は、リリース時に歌詞の“Sometimes, I just wanna kiss girls, girls, girls/Red wine, I just wanna kiss girls, girls, girls”が、女性同士の恋愛が酒の力を借りなければ起こりえないような出来事に矮小化されていると、ヘイリー・キヨコやケラーニから批判されていた。これを受け、リタは「他のLGBTQ+の方々や誰のことも決して意図的に傷つけたりしません」と謝罪文を発表し、カーディ・Bも曲に「悪意はなかった」とし、彼女を擁護していた。 ◎「ガールズ」MV https://youtu.be/ExJmET8boVw

アリアナ・グランデ、7/20リリースの新作『Sweetener』にミッシー・エリオットも参加 　2018年7月20日にニュー・アルバム『Sweetener』をリリース予定のアリアナ・グランデは、これまでにファレル・ウィリアムスとニッキー・ミナージュとコラボしていることを明らかにしており、つい最近Twitterでミッシー・エリオットも参加していることを明かした。 　6月5日に彼女の居場所を訪ねたファンの投稿に対し、アリアナは“別の曲”のセットで撮影2日目だと明かし、「みんなに観て/聴いてもらえるのが待ちきれない」とツイートした。そして別のファンにアルバムのコラボレーションの数について聞かれると、「P(ファレル)、ニッキー、ミッシー」の3名だと返信した。 　このツイートの10分後にミッシー・エリオットが反応し、「あなたのアルバムに参加させてくれてありがとう！」と炎の絵文字付きでアルバムを表現し、「私アリアナのために曲を書けたのよ！謙虚にありがたく思ってる」と投稿した。 　The Faderに掲載された特集記事によると、ミッシーは「Borderline」という楽曲にゲスト・アーティストとして参加している。アリアナにとっては憧れの人との共演だったようで、昔から研究していたミッシーのミュージック・ビデオの多くは「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」のMVを監督したデーブ・メイヤーズが監督している。 ◎アリアナ・グランデによる投稿 https://twitter.com/ArianaGrande/status/1004167864306130944 ◎ミッシー・エリオットによる投稿 https://twitter.com/MissyElliott/status/1004351529107804160

みやかわくん、flumpool「君に届け」カバー動画が1,000万回再生突破！ メジャーデビュー前に異例 　みやかわくんが、2017年3月に公開したflumpool「君に届け」のカバー動画の総再生回数が、1,000万回を突破した（https://youtu.be/rcDsgbj526M）。 　これまでに発表したカバー動画4作品の総再生回数は約2,000万回を記録。また、今年3月に配信したインディーズ1stアルバム『On Your Mark』はiTunesやLINE MUSICで1位を獲得、Twitterだけでも約80万人以上のフォロワーがおり、その他のSNSやWEBでのフォロワーが220万人以上を記録しているみやかわくん。6月27日にミニアルバム『STAR LAND』でのメジャーデビューが決定しているが、デビュー前に動画が1,000万回を突破することは異例となる。 　ミニアルバム『STAR LAND』には、みやかわくんが初めて作詞・作曲を手掛けたリード曲「スターランド」のほか、エド・シーランの世界的大ヒット曲「Shape of You」のカバー楽曲など全6曲が収録される。その内の1曲「aNYmORE」は、新進気鋭のシンガーソングライター、ぼくのりりっくのぼうよみからの提供曲となっている。iTunes限定盤には、初の全国ツアーで披露されたUNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」のカバー楽曲が限定収録される。 ◎リリース情報 ミニアルバム『STAR LAND』 2018/06/27 RELEASE ＜初回限定映像盤（CD＋DVD）＞ UMCK-9952 / 2,700円（tax in.） ＜初回限定グッズ盤（CD＋ラバーバンド）＞ UMCK-9953 / 2,500円（tax in.） ＜通常盤（CD）＞ UMCK-1601 / 2,000円（tax in.） 【CD（全形態共通）】 01. Nobody knows　 02. スターランド　 03. ジャック・バイパー　 04. 東京シグナル　 05. aNYmORE　 06. Shape of You ―iTunes盤限定― 07. シュガーソングとビターステップ 【DVD（初回限定映像盤）】 ・“みやと行くシリーズ第一弾”　式根島に行くの巻 ・スターランド Music Video & Making 【グッズ（初回限定グッズ盤）】 ・「スターランド」スペシャルラバーバンド付　※全6種類

SILENT SIREN、夏満開のキュートな新ヴィジュアル公開 　SILENT SIRENが、2018年7月11日にリリースとなるニューシングル『19 summer note.』の新ヴィジュアルを一挙公開した。 SILENT SIREN 画像（全4枚） 　撮影はアメリカンテイスト溢れるロケーションで敢行され、アーティスト写真は彼女たちの飾らない魅力とキュートさが詰まったショットに。同時に公開されたジャケット写真も表題曲「19 summer note.」の世界観に沿った、19歳の淡く切ない一夏を表現したアンニュイなショットから、夏満開なショットまでとバリエーションに富んでいる。 ◎リリース情報 シングル『19 summer note.』 2018/07/11 RELEASE ＜初回限定盤（CD＋DVD）＞ UPCH-89377 / 1,800円（tax out.） ＜通常盤（CD）＞ UPCH-80494 / 1,000円（tax out.） ＜ファンクラブ限定盤（CD＋DVD＋19 summer ZINE.（20P）＋オリジナル・ピンナップポスター（約B3サイズ） ）＞ PDCN-5908 / 2,778円（tax out.） ※トールサイズパッケージ仕様 ※ファンクラブ限定盤のご注文締め切りは【6月12日（火）23:59】 ＜チケットバンドル盤（CD＋ライブチケット）＞ 1,000円＋2,500円＝3,500円（tax out.）

BRIAN SHINSEKAI、特殊な撮影方法を用いた新曲「Solace」MV公開 　BRIAN SHINSEKAIの配信シングル「Solace （ソーレス）」がリリースとなり、ミュージックビデオが公開された（https://youtu.be/_a2NHRDmOF8）。 BRIAN SHINSEKAI MV 　80～90年代のポップスをベースに、プログラミングや多重録音などを加えた実験的な音楽を奏でる「ノスタルジックエレクトロ」アーティスト、BRIAN SHINSEKAI。新曲「Solace」は、ベルリンとアムステルダムを拠点に活動するクリエイターLeo R Melchertsとの共作アレンジで、この夏最も注目を集めているジャンル“チルトラップ”のアプローチで制作された。 　MVは香港出身の気鋭クリエイター William.Tが手がけており、前衛アートを感じさせる抽象的で美しい映像の中に、深い孤独感、激しい動揺、失恋の悲壮感など、楽曲から読み取れる感情やグルーヴ感が見事に表現された作品に仕上がっている。幻想的な映像や独特な色味のヴィジュアルは、コンピューター類を使用した映像の加工ではなく、カメラの設定やレンズの使い方などによって作られたもので、William.Tは「ロサンゼルスに向かう飛行機の中で編集しました。どうやって撮影したか？はカメラマンなら想像がつくかもしれないですね。でも実際にこんなやり方で撮影する人はほとんどいないんじゃないかな（笑）」と語っている。 　また、Spotify、LINE MUSIC、AWA、dヒッツでアーティストプレイリストが公開中。各社それぞれ別の角度からセレクトされたオリジナルプレイリストとなっている。 ◎リリース情報 配信シングル「Solace」 2018/06/06 RELEASE 配信サイトURL一覧：https://bit.ly/2HpBNgc

【ビルボード】宇多田ヒカル「初恋」DLソング首位デビュー、DLアルバムはSHINeeが制す 　2018年6月11日付（6月6日発表）のBillboard JAPANダウンロード・ソング・チャート“Download Songs”は宇多田ヒカルの「初恋」、ダウンロード・アルバム・チャート“Download Albums”はSHINeeの『The Story of Light EP.1』がいずれも1位に初登場し、ストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”は「FAKE LOVE」BTS (防弾少年団)が首位キープとなった。 　7000ポイント越えで、今週“Download Songs”を制したのは、6月27日にリリースされる宇多田ヒカルがの7thアルバム『初恋』のタイトル・トラック。同曲は、ドラマ『花のち晴れ～花男 Next Season～』イメージソングにもなっており、総合ソング・チャート“Hot 100”ではAKB48に次ぎ、2位を獲得している。一方、先週「LOSER」と「Lemon」で、1、2フィニッシュを決めた米津玄師は、今週順位が入れ替わり、「Lemon」が2位、「LOSER」が3位につけた。今週はTOP10初登場曲が半数を占めており、他には「公園通り」ゆず（4位）、「Awakening」EXILE（5位）、「プライド」高橋優（7位）、「カタルシスト」RADWIMPS（8位）が初エントリーを果たした。 　“Download Albums”は、SHINeeのデビュー10周年記念となる『The Story of Light』シリーズ第一弾の『The Story of Light EP.1』が2000ポイント以上を積み上げ、初登場1位し、総合アルバム・チャート“Hot Albums”では5位をマークした。6位には、同じく韓国発の13人組ボーイズ・グループ、SEVENTEENによる日本デビュー盤『WE MAKE YOU』、8位には『あんさんぶるスターズ! アルバムシリーズ Present -Knights-』KnightsがTOP10初登場となった。 　“Streaming Songs”は、先週からポイントを落としたものの、2位の「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーランに200ポイント近く差をつけ、BTS (防弾少年団)の「FAKE LOVE」が首位をキープ。Twitter、動画再生回数も順調に推移し、“Hot 100”では10位圏内にとどまっている。また、デビュー20周年を記念して、全楽曲ストリーミングを開始した椎名林檎は、10位の「長く短い祭」を筆頭に計7曲がランクインしている。 ◎【Download Songs】トップ10 1位「初恋」宇多田ヒカル 2位「Lemon」米津玄師 3位「LOSER」米津玄師 4位「公園通り」ゆず 5位「Awakening」EXILE 6位「Drive」WANIMA 7位「プライド」高橋優 8位「カタルシスト」RADWIMPS 9位「トドカナイカラ」平井堅 10位「フロントメモリー」鈴木瑛美子×亀田誠治 ◎【Streaming Songs】トップ10 1位「FAKE LOVE」BTS (防弾少年団) 2位「シェイプ・オブ・ユー」エド・シーラン 3位「What is Love?」TWICE 4位「打上花火」DAOKO × 米津玄師 5位「HANABI」Mr.Children 6位「さよならエレジー」菅田将暉 7位「Wake Me Up」TWICE 8位「シンクロニシティ」乃木坂46 9位「ノーダウト」Official髭男dism 10位「長く短い祭」椎名林檎 ◎【Download Albums】トップ10 1位『The Story of Light EP.1』SHINee 2位『アダムとイヴの林檎』(オムニバス) 3位『BOOTLEG』米津玄師 4位『グレイテスト・ショーマン』オリジナル・サウンドトラック 5位『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』BTS (防弾少年団) 6位『WE MAKE YOU』SEVENTEEN 7位『Anfang』Roselia 8位『あんさんぶるスターズ! アルバムシリーズ Present -Knights- 』Knights 9位『LiSA BEST -Way-』LiSA 9位『15YEARS-BEST HIT SELECTION-』globe ※先週発表の6/4付のチャートに関しまして、一部データに欠測があり、初出時のチャート及びニュースに誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。

【ビルボード】関ジャニ∞『GR8EST』が総合アルバム首位、SEVENTEENとBTSが続く 　2018年6月11日付（集計期間：2018年5月28日～6月3日）の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、関ジャニ∞のベスト・アルバム『GR8EST』が総合首位を獲得した。 　前作『8EST』から約5年半ぶりのベスト・アルバムとなる『GR8EST』は、2012年発表の「あおっぱな」から2017年発表の「応答セヨ」までのシングル曲21曲に、東京スカパラダイスオーケストラ、葉加瀬太郎とのコラボによる2曲の新録曲を加えた計23曲を収録。メンバーの渋谷すばるが年内をもってジャニーズ事務所を退所、グループを脱退することが明らかとなっており、現体制最後のリリースになるとみられているこの『GR8EST』は、初週累計289,272枚を売り上げてフィジカル・セールス1位を獲得した。配信は未解禁のためダウンロードがブランクだが、ルックアップではこの部門で長らくトップを堅守している米津玄師『BOOTLEG』に次ぐ2位。やはりジャニーズ・グループらしく、これらフィジカル領域での強さが牽引し、2位以下に大差をつけて総合トップに立った。 　韓国出身ボーイズ・グループ、SEVENTEENによる日本デビュー作となった『WE MAKE YOU』は、初週累計93,760枚を売り上げてフィジカル・セールス2位、ダウンロード6位、ルックアップ10位をマークして総合2位。次いで、前々週1位、前週14位と推移したBTS (防弾少年団)『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』が総合3位に再浮上した。フィジカル・セールス3位、ダウンロード5位、ルックアップ9位と全指標において好調だ。 　フィジカル・セールス4位、ダウンロード8位、ルックアップ7位で総合4位に入ったのは『あんさんぶるスターズ! アルバムシリーズ Present -Knights-』。ゲーム・アプリ『あんさんぶるスターズ! 』発のアルバム・シリーズ第3弾で、ゲーム内に登場するユニット、Knightsが歌唱を担当している。続いて、前週総合首位だった椎名林檎のトリビュート・アルバム『アダムとイヴの林檎』が当週は5位に。前週の首位獲得の要因となったダウンロードがいまだ根強く、当週は4,010ユニットを売り上げてこの部門2位となった。 　前週、故・西城秀樹さんの作品が100位内に計3作チャートインしたが、当週は4作に増えている。『ゴールデン☆ベスト デラックス 西城秀樹』は前週20位から当週14位、『ゴールデン☆ベスト 西城秀樹 シングルコレクション』は順位を維持して19位、『70'sシングルA面コレクション』が前週32位から当週52位になったほか、2004年に発表された『ゴールデン☆ベスト 西城秀樹』が41位に初登場している。 ◎【HOT ALBUMS】トップ20 1位『GR8EST』関ジャニ∞ 2位『WE MAKE YOU』SEVENTEEN 3位『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』BTS (防弾少年団) 4位『あんさんぶるスターズ! アルバムシリーズ Present -Knights-』Knights 5位『アダムとイヴの林檎』V.A. 6位『The Story of Light EP.1』SHINee 7位『BOOTLEG』米津玄師 8位『新・演歌名曲コレクション7 -勝負の花道-』氷川きよし 9位『あの・・こっからが山場なんですケド。』遊助 10位『グレイテスト・ショーマン(オリジナル・サウンドトラック)』V.A. 11位『LiSA BEST -Way-』LiSA 12位『LiSA BEST -Day-』LiSA 13位『E.G.11』E-girls 14位『ゴールデン☆ベスト デラックス 西城秀樹』西城秀樹 15位『Anfang』Roselia 16位『Finally』安室奈美恵 17位『MOMOIRO CLOVER Z BEST ALBUM「桃も十、番茶も出花」』ももいろクローバーZ 18位『Everybody!!』WANIMA 19位『ゴールデン☆ベスト 西城秀樹 シングルコレクション』西城秀樹 20位『Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW』Buster Bros!!!・MAD TRIGGER CREW

カニエ・ウェスト、タイ・ダラー・サインとのジョイントALに前向き発言「タイは生きている中で最強のアーティストの一人」 　カニエ・ウェストは数あるコラボレーターの中でもタイ・ダラー・サインに絶大な信頼をおいているようで、2018年6月1日にリリースされたニュー・アルバム『Ye』に収録されている7曲中3曲にフィーチャーされており(「All Mine」、「Wouldn’t Leave」、「Violent Nights」)、前作『ザ・ライフ・オブ・パブロ』の2曲(「Real Friends」、「Fade」)を上回っている。 タイ・ダラー・サインによる投稿 　アルバム発売直前の5月31日に米ワイオミング州で行われた『Ye』のリスニング・イベント後、Power 106の『The Cruz Show』に出演したカニエは、「あれはベストなコンビネーションの一つだよ」とタイ・ダラーとのコラボについて語り、ジョイント・アルバムの可能性について、「うん、もちろん。俺はただ毎週毎週技術を磨こうとしてるだけだ。タイは生きている中で最強のアーティストの一人だから、何かしら俺がサポートしたり、広めたり、自分の手を使って音楽を作る手伝いができるなら喜んでやるよ」とコメントしている。タイ・ダラーも乗り気のようで、6月3日にカニエがこの発言をしているインタビュー動画をインスタグラムに“U ready? (準備はできてる？)”とキャプションをつけて投稿している。 　カニエは今月自身のアルバムだけでなく、関わっている作品のリリース・ラッシュで、8日にはキッド・カディとのコラボ・プロジェクト“キッズ・シー・ゴースト”のコラボ・アルバム控えており、更にナズが15日、テヤナ・テイラーが22日にそれぞれアルバムを発売する。カニエは、「ナズがあるだろ、テヤナもあるだろ、そしてもっと隠してあるかもしれないよ、作りまくってるからね」とさらなるリリースも示唆し、「自分で言うのも何だけど、出した2作品は2つとも名作だよ」と5月末にリリースされたプシャ・Tの『DAYTONA』と自身の『Ye』について自信をのぞかせた。 ◎タイ・ダラー・サインによる投稿 https://www.instagram.com/p/BjkndvzBKB3 https://twitter.com/tydollasign/status/1002782075823407104 ◎インタビュー映像 https://youtu.be/4TcIHlJQpEQ

『Ye』カニエ・ウェスト（Album Review） 　カニエ・ウェストの新作 『Ye』が、予告通り2018年6月1日に解禁された。 発売直前には、米ワイオミング州でアルバムのリスニング・パーティーを開き、その様子をストリーミング・アプリ＜WAV＞で公開するという、今風のプロモーションを行ったカニエ。内容はともかく、SNSの使い方やトップ・ニュース級の話題作りには頭が下がる。 　本作は、2016年2月にリリースされた7thアルバム『The Life of Pablo』から2年振り、通算8作目となるスタジオ・アルバム。カニエは、2005年リリースの2ndアルバム『Late Registration』から前作まで6作連続で米ビルボード・アルバム・チャート(Billboard200)でNo.1を獲得していて、本作の首位デビューも期待されている。収録されたのはわずか7曲、トータル23分41秒とほぼEP盤だが、曲数が少い分内容は濃く、独自の目線で様々な問題を取り上げている。 　アルバムの1曲目を飾る「I Thought About Killing You」は、タイトルからも予想できるが「真剣に殺すことを考えている」というフレーズから始まる恐ろしい内容で、計画的殺人や自殺についてを淡々とつぶやいていく。 後半はラップを絡めながら言葉を連ねていくが、曲というよりは朗読に近い。カニエは、 2010年頃から精神的不安定になり「自殺を考えていた時があった」と最近のインタビューで告白しているが、この曲はその時の様子を綴ったものだろうか、むしろ現在進行形なのか……。 　2曲目の「Yikes」は、ブラック・サヴェージというアフロ・ロック・バンドの「Kothbiro」(1976年)という曲をサンプリングした、カニエらしいナンバー。歌詞の中には＜デフ・ジャム＞の創立者であるラッセル・シモンズが登場し、彼が訴えられているセクハラや性的暴行について、流行りの「me too」というワードを用いて祈りを捧げている。 　3曲目の「All Mine」では、トランプ米大統領との不倫関係が報じられた米ポルノ女優、ストーミー・ダニエルズについて言及。賛否はあるが、こうして実名や社会問題をそのまま引用してしまうのも、カニエならではの業。音域高いコーラスを担当しているのは、今年2月にカニエ率いる＜G.O.O.D. Music＞と契約した米シカゴ出身のラッパー、Valee。この曲には、タイ・ダラー・サインもクレジットされている。 　タイ・ダラー・サインは、4曲目の「Wouldn't Leave」にも参加。 パーティネクストドアとジェレマイのボーカルをフィーチャーしたこの曲は、レゲエやワールド・ミュージックのような心地の良いサウンドに乗せ、5月初旬に物議を醸した「奴隷制度は選択肢のひとつ」という発言についての注釈、 歴史的な声明についてを歌っている。5番目のトラック「No Mistakes」は、キッド・カディとチャーリ・ウィルソンがコラボした初期のカニエっぽい曲。お得意のネタ使いは、米カリフォルニア州出身のゴスペル・シンガー＝エドウィン・ホーキンズの「Children Get Togethe」(1971年)と、スリック・リックの「Hey Young World」(1988年)の2曲。 　6曲目の「Ghost Town」にもキッド・カディ、そしてパーティネクストドアが再び参加。米ニュージャージー州出身の若手シンガー/ラッパーの070 Shakeもクレジットされている。ノスタルジックなメイン・パートを書いたのは、リック・ネルソンや ソロモン・バーク等レジェンド・アーティストたちの作品を多数手掛けてきた、御年75歳のソングライター/音楽プロデューサーのトレード・マーティン。ロック・テイストのこの曲から、 ジャジー＆メロウの「Violent Crimes」への繋ぎもすばらしく、後半はお世辞抜きの傑作が続く。「Violent Crimes」にも、先述の070 Shakeとタイ・ダラー・サインがボーカルとして参加。曲の終わりに、ニッキー・ミナージュの生声によるボイス・メッセージが流れ(これが超怖い)、アルバムは幕を閉じる。 　全7曲、カニエとマイク・ディーンの共作。マイク・ディーンは、2007年の3rdアルバム『Graduation』から全てのアルバムに参加していて、最近ではビヨンセの『レモネード』やミーゴスの『カルチャーII』などを大ヒットさせた。その他、ベニー・ブランコ(カーディ・B、エド・シーランなど)や、フランシス・アンド・ザ・ライツ(チャンス・ザ・ラッパー、ドレイクなど)もプロデューサーとして参加している。 　トランプ米大統領への支持表明や、奴隷制に関する発言 、発売直前には、自身がプロデュースしたプシャ・Tの新作『DAYTONA』のジャケットに、 故ホイットニー・ヒューストンが生前撮影した、薬物が散乱したバスルームの写真を買い取ってまで起用するなど、世間の批判をあえて集めるかのような言動を繰り返しているカニエ。これらの迷走も全てアルバムのプロモーションだったとすれば、その内容は褒められたものではないが、アーティストとしての執念には感服する。 　ちなみに本作のジャケットも、当初は亡き母ドンダ・ウエストの死因とされている整形手術の執刀医をアップする予定だったとのこと。 Text: 本家 一成 ◎リリース情報 『Ye』 カニエ・ウェスト 2018/6/1 RELEASE

The 1975、約2年半ぶりの新曲「Give Yourself A Try」配信スタート＆MV公開 　The 1975の約2年半ぶりとなる新曲「Give Yourself A Try」の配信がスタートし、ミュージックビデオも公開された（https://youtu.be/zUzBfBqbSmc）。 The 1975 MV 　世界的大ヒット・シングル「Chocolate」でセンセーショナルなデビューを果たし、2016年に発表した2ndアルバムで全米・全英のダブル1位を獲得するまで一気に登りつめた、今最も人気のある実力派若手4人組バンドThe 1975。新曲「Give Yourself A Try」は、人が歳を重ねるということ、そしてそんな中でも、いくつになっても“自分自身に挑戦してみたらどう？”という、ポジティヴなメッセージ性のある楽曲となっている。MVは、前作アルバムのシングル「Love Me」を手掛けたディレクターによる、カラフル且つストレートでクリエイティヴな描写のビデオとなっている。 　楽曲は彼らの本国である英・BBC Radio 1で日本時間今日午前3:30に世界初解禁となったが、ボーカルのマシュー・ヒーリーは番組内で「僕は、好きなことと言えば音楽を作ることぐらいしかないから、音楽制作をし続ける。そして、たくさんのアルバムを作るんだ。僕たちは、「Music For Cars」という“音楽の時代”を作る。そしてその中には、2枚のニュー・アルバムが含まれているよ。今言えるのは、これぐらいかな」と語っている。 　なお、新曲「Give Yourself A Try / ギヴ・ユアセルフ・ア・トライ」は、今年リリースが予定されている3枚目のスタジオ・アルバム『A Brief Inquiry Into Online Relationships』に収録される。 ◎リリース情報 配信シングル「Give Yourself A Try」 2018/06/01 RELEASE URL：https://bit.ly/2J4L2IF

フレデリック、最新曲「飄々とエモーション」配信開始＆対バンツアーのゲスト発表 　フレデリックが7月11日にリリースするニューEP『飄々とエモーション』より、表題曲の先行配信がスタートした。 　4月30日に行われた神戸・ワールド記念ホール公演にて発表、初披露された「飄々とエモーション」。YouTubeのA-Sketch公式チャンネルでは、その時のパフォーマンス映像を使用したリリックビデオが、6月15日までの期間限定で公開されている。 　併せて、EPのジャケット・アートワークも解禁。先日公開されたアーティスト写真と同じく、クリエイティブ集団CATTLEYA TOKYO（カトレヤ トウキョウ）が手掛けたものとなっている。 　また、7月12日よりスタートする東名阪対バンツアー【UMIMOYASU～巡り巡りゆくシンセンス～】のゲストも明らかとなった。7月12日の大阪・BIG CATにはポルカドットスティングレイ、7月13日の愛知・THE BOTTOM LINEには雨のパレード、7月19日の東京・マイナビBLITZ赤坂にはUNISON SQUARE GARDENがそれぞれ出演する。チケットの一般発売は6月10日よりスタート。 ◎リリース情報 EP『飄々とエモーション』 2018/7/11 RELEASE ＜初回限定盤（CD+DVD）＞ AZZS-79　2,200円（tax out） [CD] 1. 飄々とエモーション 2. シンセンス 3. NEON PICNIC 4. シントウメイ 5. TOGENKYO Live at神戸 ワールド記念ホール2018 6. まちがいさがしの国 Live at神戸 ワールド記念ホール2018 7. オンリーワンダー Live at神戸 ワールド記念ホール2018 [DVD] ●「FREDERHYTHM ARENA2018 ～KOKYOのTOGENKYO～ at神戸 ワールド記念ホール」 1. TOGENKYO 2. リリリピート 3. まちがいさがしの国 4. ほねのふね 5. シンクロック 6. KITAKU BEATS 7. オドループ 8. オンリーワンダー ●「フレデリズムツアー2017-2018 TOGENKYOドキュメンタリー」 ＜通常盤（CD）＞ AZCS-1072　1,300円（tax out） [CD] 1. 飄々とエモーション 2. シンセンス 3. NEON PICNIC 4. シントウメイ 5. TOGENKYO Live at神戸 ワールド記念ホール2018 6. たりないeye Live at神戸 ワールド記念ホール2018 ◎ツアー情報 【UMIMOYASU ～巡り巡りゆくシンセンス～】 7月12日（木）大阪・BIG CAT　w/ポルカドットスティングレイ 7月13日（金）愛知・THE BOTTOM LINE　w/雨のパレード 7月19日（木）東京・マイナビBLITZ赤坂　w/ UNISON SQUARE GARDEN

HYUKOH、10月に東名阪ツアー開催　最新EP配信中 　HYUKOHが、最新EP『24:How to find true love and happiness』を引っ提げ、10月に東名阪ツアーを開催する。 　公演は10月15日に大阪・心斎橋 BIGCAT、16日に愛知・名古屋 CLUB QUATTRO、18日に東京・新木場 STUDIO COASTにて開催。チケットの一般発売は7月14日よりスタートする。 　すでにiTunes/Apple Music、Spotifyにて配信されている最新EP『24:How to find true love and happiness』。他主要サイトでは6月6日より配信となり、6 月27日にはトイズファクトリーから日本ライセンス盤CDの発売も決まっている。 ◎リリース情報 【24 Tour - JAPAN ～HOW TO FIND TRUE LOVE AND HAPPINESS～】 10月15日（月）大阪・心斎橋 BIGCAT 10月16日（火）愛知・名古屋 CLUB QUATTRO 10月18日（木）東京・新木場 STUDIO COAST ◎リリース情報 EP『24:How to find true love and happiness』日本ライセンス盤 2018/6/27 RELEASE ＜CD＋DVD＞ TFCK-87468 / 2,315円（tax out） 封入特典：公演先行予約申込書（シリアルナンバー入り） 先着特典：和訳歌詞付きポスター [CD] 01. Graduation 02. SkyWorld 03. LOVE YA! 04. Citizen Kane 05. Gang Gang Schiele 06. Goodbye Seoul [DVD] Music Video 01. Wi Ing Wi Ing） 02. Panda Bear 03. Comes and goes 04. Hooka 05. Gondry） 06. Leather Jacket 07. TOMBOY 08. Wanli 万里（Wanli） 09. SkyWorld 10. LOVE YA!

Pile、初のLINE LIVE生配信決定！ 重大発表も 　先日、自身の誕生日である5月2日に8thシングル『BJ』をリリース、恒例のバースデーツアーも大成功に収め、デビュー10周年イヤーを突っ走るPile。そんな彼女が自身初となるLINE LIVE特番を生配信する。 　『Pile 初LINE LIVE！重大発表しちゃいます◇SP』（※◇＝ハート）と題したこのLINE LIVE特番は、LINE LIVEビクターエンタテインメントチャンネルにて6月7日21時～スタートとなる。番組では8thシングル『BJ』の商品封入施策として実施した“隠れ816（パイル）を探そう！”キャンペーンの答え合わせを行う予定だ。こちらのキャンペーンは、「BJ」のミュージックビデオ内に何かしらかの「816」がいくつか隠されており、その個数を当てるというもので、その難易度の高さにSNS上でも大きな反響が巻き起こっていた。正解された方の中から抽選で招待されるスペシャルイベントの開催も間近に控えている。 　さらに、このLINE LIVE特番で“ぱいちゃんにやってほしいこと”をTwitterで募集。「#ぱいちゃんこれやって」をつけて、PileにやってほしいことをどしどしTwitterで投稿しよう。 ◎LINE LIVE情報 『Pile 初LINE LIVE！重大発表しちゃいます◇SP』 6月7日（木）21時スタート LINE LIVEビクターエンタテインメントチャンネルにて生配信 https://live.line.me/channels/520/upcoming/8499806 ※Twitterにて、LINE LIVEでPileにやってほしいこと募集中！ 「#ぱいちゃんこれやって」を付けて、LINE LIVEでPileにやってほしいことを投稿して下さい。募集期間はLINE LIVE当日6月7日（木）正午12:00までとなります。

HYUKOH、新作EPの日本ライセンス盤リリース！ DVDには10曲のミュージックビデオ 　韓国のロックバンドHYUKOH（ヒョゴ）が、新作EP『24:How to find true love and happiness』の日本ライセンス盤を、2018年6月27日にリリースする。 　先日、横浜赤レンガ倉庫で開催された【Greenroom Fes2018】にも出演し、圧倒的なライブパフォーマンスを見せたHYUKOH。韓国公演をはじめアメリカ公演も発表され、今年もワールドワイドに活動する彼らの日本オリジナル仕様によるライセンス盤は、CDとDVDの2枚組仕様。DVDにはHYUKOHの代表曲「Come and Goes」をはじめ、最新曲を含む10曲のミュージックビデオが収録されている。 　なお、EPはiTunes、Apple Musicでの配信がスタート。6月1日0時からはSpotifyで、6月6日0時からは主要ダウンロードサイト、ストリーミングサイトでも配信される。 ◎リリース情報 EP『24:How to find true love and happiness』 2018/06/27 RELEASE ＜CD＋DVD＞TFCK-87468 / 2,315円（tax out.） 封入特典：公演先行予約申込書（シリアルナンバー入り） 先着特典：和訳歌詞付きポスター 【CD】 01. Graduation 02. SkyWorld 03. LOVE YA! 04. Citizen Kane 05. Gang Gang Schiele 06. Goodbye Seoul 【DVD（MV）】 01. Wi Ing Wi Ing） 02. Panda Bear 03. Comes and goes 04. Hooka 05. Gondry） 06. Leather Jacket 07. TOMBOY 08. Wanli 万里（Wanli） 09. SkyWorld 10. LOVE YA!