放置された宅地が脚光を浴びた日 バブル崩壊後に千葉県の郊外地が名を連ねた「不名誉」なランキング
「限界ニュータウン」や「限界分譲地」と呼ばれ、郊外型ニュータウンやそのさらに外側にある小規模住宅分譲地などで空き家や空き地が増加する中、所有者が亡くなって突然相続したオーナーは、その土地が開発された経緯や当時の価格などを知らず、自力で集められる情報は限られるため土地を持て余している。千葉県北東部に散在する旧分譲地の探索ブログやYouTubeチャンネルを運営している吉川祐介氏は、昭和の時代に投機目的で開発されたそれらの土地にまつわる諸問題を解説する。同氏の新著『限界分譲地 繰り返される野放図な商法と開発秘話』(朝日新聞出版)から一部を抜粋、再編集し、1970年代に開発された投機型分譲地について紹介する。
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