東浩紀「愛知リコール不正問題は多数関与も通報・告発ない状況に愕然」
AERA批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * あまりのことに呆然としている。中日新聞と西日本新聞が16日報じたリコール不正問題だ。 出発点は2019年に愛知県で開かれた国際芸術祭。展示内容を問題視した医師の高須克...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * あまりのことに呆然としている。中日新聞と西日本新聞が16日報じたリコール不正問題だ。 出発点は2019年に愛知県で開かれた国際芸術祭。展示内容を問題視した医師の高須克...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * 陰謀論の影響力が話題となっている。きっかけは昨年末の米大統領選だ。トランプ陣営は結果が確定したあとも不正選挙を訴え続け、1月6日には連邦議会議事堂が襲撃される事件さえ...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * ふたたびコロナの話題がマスコミとネットを埋め尽くすようになった。8日に首都圏に緊急事態宣言が再発令され、14日には関西などにも拡大された。医療崩壊を避けるため、感染拡...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * 年の瀬に不愉快なニュースが飛び込んできた。大手健康食品メーカーDHCの吉田嘉明会長が、同社の公式サイト上に在日韓国・朝鮮人へのヘイト丸出しの発言を掲載していたというの...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * コロナの「第3波」がやってきた。新規感染者は連日2千人を超え、ふたたび「不要不急の外出を控えろ」との声が聞かれるようになった。 コロナの特徴は無症状者の媒介で感染が広...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * 宇野重規・東京大教授の『民主主義とは何か』(講談社現代新書)を読んだ。米大統領選の混乱など時宜を得た出版で、版を重ねている。 宇野氏は民主主義を「参加と責任のシステム...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * この原稿が活字になるころには結果が出ていると思いたい。米大統領選のことである。 本稿は日本時間11月5日未明に書かれている。事前の世論調査では民主党バイデン候補の優位...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * 経営している会社で新たな映像配信プラットフォームを作った。「シラス」という。 筆者は1971年生まれで、いわゆるIT革命に20代半ばで遭遇した世代にあたる。それから四...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * 日本学術会議の任命拒否が大きな話題になっている。 日本学術会議は内閣府の「特別の機関」で会員は首相により任命される。従来任命は形式的なもので、同会議の推薦に基づき行わ...
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。* * * 福島県双葉町に「東日本大震災・原子力災害伝承館」が9月20日に開館した。震災から9年半、遅すぎるとも思うがまずは開館を歓迎したい。 と思っていたら数日後に気になる報道...