姜尚中「安倍・菅政権の『政治なき統治』はコロナ禍に通用しない。政治家は自分の言葉で語るべき」
AERA政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 感染拡大が止まらない東京都と千葉、埼玉、神奈川の3県に対し、緊急事態宣言が再び発令されました。この危機的状況ですら政治家のメッセージが国民に伝わってこなかったよ...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 感染拡大が止まらない東京都と千葉、埼玉、神奈川の3県に対し、緊急事態宣言が再び発令されました。この危機的状況ですら政治家のメッセージが国民に伝わってこなかったよ...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 明治以降、日本の公衆衛生は欧米から発展した西洋医学をお手本にしてきました。ところが欧米諸国では新型コロナの感染者が日本の数十倍から100倍近くに膨れ上がり、ディ...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 新型コロナウイルスの感染者の累計総数が15万人を超えました。第3波とされる現在、感染者数はこれまでとは比べものにならないペースで急増しています。第3波の...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 第2次世界大戦の原因の一つは、大恐慌以降、自由主義的な通商・貿易秩序が崩れ、経済のブロック化が進んだことでした。保護主義的な自国ファーストの経済の囲い込みが、結局...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 米国大統領選は混乱を極め、各メディアがバイデン氏の当選確実を伝えバイデン氏が勝利宣言をしたあとも、トランプ氏は依然敗北を認めていません。トランプ氏は開票の不正を主...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 中国で、安全保障を理由に輸出を制限する「輸出管理法」が17日に成立しました。この背景にはトランプ政権による中国企業への制裁に対抗する狙いがあります。しかし、今回の...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 日本学術会議が推薦した6人の会員候補が菅義偉首相から任命拒否されました。説明がなされないままのため、学術関係者のみならず、世論からも強い反発が起きています。拒否さ...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 74%という高い内閣支持率をたたき出し、順調な船出をしたかのように見える菅政権。しかし菅政権は目を向けたくなくても取り組まなければならない安倍政権の「二つのレガシ...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 実質的に日本を操舵するリーダーを決める自民党の総裁選は、派閥政治の密室的な駆け引きだけが目を引きます。あえてその中に変化の兆しを探るとすれば、新総裁・総理になるは...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 55年体制成立以後の戦後政治史を顧みる時、自民党第2代総裁に選ばれ、第55代内閣総理大臣に就任した石橋湛山が、病を理由に退陣しなかったら、その後の日本の政治の軌...