書評『日本人の9割が思い違いをしている問題にあえて白黒つけてみた』武田邦彦著 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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《話題の新刊 (週刊朝日)》

日本人の9割が思い違いをしている問題にあえて白黒つけてみた 武田邦彦著

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谷本束書評#話題の新刊

 石油は枯渇するどころか、まだ8千年分もある。タバコは体にいいし、トキも守る必要はない、ってマジかよ! 人気番組「ホンマでっか!?TV」のコメンテーターでおなじみの工学博士が、国際、環境、経済の諸問題から男女の仲にいたるまで、世間の常識を一刀両断、驚きの真実を舌鋒鋭く語っている。
 年金問題は子供をどんどん産めば解決するかのようにいわれるが、その伝で計算すると、制度を維持できる人口は2030年に4億3千万人。要するに最初から維持不可能な制度なのだが、政府はそれを知っていて国民の金をまきあげ利権を得るために始めたのだという。
 タバコも40年前に比べ男性の喫煙率が半分に減っているのに、肺ガンで死ぬ人は6倍に増加しているし、自然に優しいはずの自然エネルギーは、実際には自然破壊を引き起こす。180度違う真実にただもう、あぜん。
 ちょっと数字を計算すれば、すぐに変だとわかる“常識”もある。エライ人が言ってるから、みんなが言ってるから。よく考えもせず、情報を丸のみにしていた自分にハタと思い当たって、あぶら汗タラー。

週刊朝日 2014年8月22日号


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