花蕾の付け根に包丁で切り込みを入れ、手で取るといい。花蕾がバラバラにならない(撮影/難波雄史)
花蕾の付け根に包丁で切り込みを入れ、手で取るといい。花蕾がバラバラにならない(撮影/難波雄史)

(1)花蕾を小房に分ける
 葉を取り除き、茎と花蕾を分ける。花蕾は付け根に包丁で切り込みを入れてから、手で取る。軸も捨てずに使う。

(2)フードプロセッサーにかける
 花蕾と軸をフードプロセッサーに入れて2~3度回し、米粒くらいの大きさにする。細かくしすぎると、水分が出てベチャッとなるので要注意。*フードプロセッサーがないときは包丁で米粒くらいに刻んでもよい。

(3)レモン汁をかけて保存する
 (2)に、レモン汁(市販のレモン果汁でもOK)をかけておくと変色しない。使いやすい分量(1食約80グラム)ずつ小分けにする。冷蔵庫で2~3日、冷凍庫で1週間保存できる。

■カリフラワーライスはどんな味がするの?

 見た目はご飯ですが、味はカリフラワーです。クセがなくて、どんなおかずにも合います。生のままで食べてもいいですし、電子レンジで短時間加熱してもいいでしょう(目安は生のカリフラワーライス80グラムにつき500ワットの電子レンジで1分半)。加熱しすぎると、ベチャッとするのでちょうどいい時間を調整してください。

 私は生のまま、シャキシャキと食べるほうが好きですが、少し加熱するとより食べやすくなります。実際に作って食べてみた私のおすすめの食べ方を紹介します。

・カレー、トマト煮など汁気の多いものに添えるご飯がわりにする
 カレー、チキンのトマト煮などの煮込みなど、汁気が多いものに添えるとおいしい。
麻婆豆腐丼やビビンバ丼など、丼にしても。ご飯がなくても、見た目がご飯なので、満足感もあります。

・具材と炒めて、オムライスやチャーハンにする
 ダイエット中は避けたくなるメニューは、カリフラワーライスで作れば糖質ダウン。味もさっぱりしていて、ご飯よりこっちのほうがいいかもと思いました。

・野菜、タンパク質といっしょにライスサラダに
 野菜、ツナ、豆、チーズ、卵、蒸し鶏などと組み合わせてライスサラダ風に。ワンプレートでもボリュームが出て、「こんなに食べていいの?」とうれしい気持ちになります。材料を多めに用意し、作り置きしました。

 さらに、カリフラワーには年末年始の体調管理に効果的な栄養素が含まれています。風邪を予防してくれるビタミンCは、いちごやレモンよりも多く、加熱しても流失しにくいのが特徴です。そして、外食が多くなると気になる便秘を解消してくれる、食物繊維も豊富です。

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